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こうして今日も、世界で肉は作られる。
「見てきました、“動物が肉になるまで”」
世にも稀なイラストルポルタージュ!!
「食べるために動物を殺すことを可哀相と思ったり、屠畜に従事する人を残酷と感じるのは、日本だけなの? 他の国は違うなら、彼らと私たちでは何がどう違うの?」
アメリカ、インド、エジプト、チェコ、モンゴル、バリ、韓国、東京、沖縄。
世界の屠畜現場を徹底取材!! いつも「肉」を食べているのに、なぜか考えない「肉になるまで」の営み。そこはとても面白い世界だった。
「間違いなくオンリーワンの本」佐野眞一氏(解説より)
【目次】
まえがき
第一章 韓国
第二章 バリ島
第三章 エジプト
第四章 イスラム世界
第五章 チェコ
第六章 モンゴル
第七章 韓国の犬肉
第八章 豚の屠畜 東京・芝浦屠場
第九章 沖縄
第十章 豚の内臓・頭 東京・芝浦屠場
第一一章 革鞣し 東京・墨田
第一二章 動物の立場から
第一三章 牛の屠畜 東京・芝浦屠場
第一四章 牛の内臓・頭 東京・芝浦屠場
第一五章 インド
第一六章 アメリカ
終章 屠畜紀行その後
あとがき
文庫版あとがき
主要参考文献一覧
解説 佐野眞一
生き物を殺して食べるということについて
普段考えることはないので
とても参考になった。
日本での常識と他の国の考えの違いも、
とても面白かった。
何が正しいということではないけれど。
Posted by ブクログ 2021年09月18日
世界を旅しながら屠畜について考えられる本
イラストが結構沢山あって状況がイメージしやすく
お肉メインのお手軽世界旅行ができる
日本の場合だけでなく海外での事例も食文化に触れながら
生き物をつぶすことについて知れる
なかなか屠畜なんてテーマで世界旅行する人は居ないだろうけど
ひとつのテーマを持っ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月14日
世界各国の屠畜事情、どのような動物をどのような事情でつぶして食肉に仕立てるか、屠畜に関わる職業とそれらへの差別はどうなっているのか、などに取材した内容。
著者の「差別とはなにか」「『動物をつぶす』ことが『残酷』とはどういうことか」という疑問への真摯な姿勢と、屠畜という職業への愛が伝わってくる本だ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月03日
ーー屠畜という仕事のおもしろさをイラスト入りで視覚に訴えるように伝えることで、多くの人が持つ忌避感を少しでも軽減したかった。(p.461 あとがきより)
2007年初版、2011年に文庫化されて以来、すでに14版。筆者の目的は十分に達せられているように思える。何せ、面白い。そして、職人さんへのリス...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年03月14日
肉を食べるということは、命を奪うことであるの当然ことである。それを知って肉を食べて生きているわけで、
屠畜(または屠殺)に焦点をしぼって、
日本を含めた世界各国の屠畜のやり方や、
屠畜に対する意識を読めておもしろかった。
もともとは「部落解放」という本に連載されていたそうで、
日本での「穢れ」という...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年03月03日
食べるために動物の命を奪い解体する。人が生きるために必要な行為が時と場所により差別される。世界の屠畜を取材、豊富なイラストで解説した作品。
詳細なイラストと装丁が何より魅力の一冊。あまりに細かく老眼には少々厳しい。
臭いもあれば血もある現場、通訳ガイドかみ怯んでも筆者は全く平気である。
日本か...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年10月17日
ひー
角川書店で本を出してゐる作家のブログで、編集の人から変なもの、 「盲点」や「黒人」へ
「これまずくないですか?」
と言はれたとか言ふのがあったが、なんかこの本は出とるな。
屠畜をあからさまに蔑視する朝鮮人、その態度を「清々しい」といふ著者、外圧に負ける食犬文化と抵抗する犬鍋業者、屠畜を犯...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年02月10日
内容(「BOOK」データベースより)
「食べるために動物を殺すことをかわいそうと思ったり、屠畜に従事する人を残酷と感じるのは、日本だけなの?他の国は違うなら、彼らと私たちでは何がどう違うの?」アメリカ、インド、エジプト、チェコ、モンゴル、バリ、韓国、東京、沖縄。世界の屠畜現場を徹底取材!いつも「肉」...続きを読む
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