拙者、妹がおりまして : 1

拙者、妹がおりまして : 1

660円 (税込)

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3.1

本所に住まう御家人の白瀧勇実は、無役の小普請ながら学問に優れ、剣術にも長けた二十三歳の若侍。手習所の師匠を務め子供たちにも慕われる好青年だが、出不精でのんびり屋なのが玉にきず。一方、勇実の六つ下の妹千紘は、兄とは対照的に明るく活発で、現状に甘んじている兄が歯がゆくて仕方がない。勇実にやる気を出させるべく、叱咤するのだが――。悩み深き若者たちの日常と成長を爽やかに描く、青春時代小説シリーズ第一弾!

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拙者、妹がおりまして のシリーズ作品

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  • 拙者、妹がおりまして : 1
    660円 (税込)
    本所に住まう御家人の白瀧勇実は、無役の小普請ながら学問に優れ、剣術にも長けた二十三歳の若侍。手習所の師匠を務め子供たちにも慕われる好青年だが、出不精でのんびり屋なのが玉にきず。一方、勇実の六つ下の妹千紘は、兄とは対照的に明るく活発で、現状に甘んじている兄が歯がゆくて仕方がない。勇実にやる気を出させるべく、叱咤するのだが――。悩み深き若者たちの日常と成長を爽やかに描く、青春時代小説シリーズ第一弾!
  • 拙者、妹がおりまして : 2
    682円 (税込)
    おなごばかりを狙う女盗人が現れた。天気が悪い日の昼間に狙った相手に近づき、金目のものを盗み取る一方で、夜になると凶悪化し、盗みだけでなく殺しまで働くという。女盗人をつかまえようと躍起になっている岡っ引きの山蔵親分から、捕物の際の囮役になるよう依頼された千紘は、兄の勇実と隣家の龍治の反対を押し切り、囮役を引き受けるのだが――。悩み深き若者たちの日常と成長を爽やかに描く、青春時代小説シリーズ第二弾!
  • 拙者、妹がおりまして : 3
    682円 (税込)
    親友の龍治の千紘への恋心と、妹の千紘も龍治を憎からず思っていることを知った勇実。複雑な思いを抱えながらも、二人を温かく見守ることにした勇実だが、自身は千紘と仲良くなっていた亀岡家の菊香がなんとなく気になる存在に。兄、妹、親友、そして妹の親友。若者たちの関係が微妙に変わりつつあるなか、白瀧家の屋敷に怪しい影が忍び寄る――。悩み深き若者たちの日常と成長を爽やかに描く、青春時代小説シリーズ第三弾!
  • 拙者、妹がおりまして : 4
    682円 (税込)
    白瀧家におえんという艶やかな女が「しばらく置いてほしい」と訪ねてきた。驚いたことにかつて勇実とただならぬ仲だったらしい。かっと頭に血が上った千紘は龍治や菊香を巻き込んで、すぐさま追い出したのだが……身勝手な振る舞いはその胸にしこりを残す。一方、しばし呆然と過去の恋をなぞっていた勇実は、この一件によって今、己の心が奈辺にあるかを改めて確かめる。そのほとぼりも冷めぬうち、菊香の釣り合わぬ縁談を知らされた勇実は――。悩み多き江戸の青春群像、ファン急増中のシリーズ第四弾!
  • 拙者、妹がおりまして : 5
    682円 (税込)
    殺しを繰り返していた女装の盗人・お七こと吉三郎。龍治に返り討ちにあい、川に飛び込んだ吉三郎は生きていた。手負いの身で復讐の機会を狙う吉三郎は、自分と同じく白瀧家に恨みを持つと踏んでおえんに近づき、その長屋に転がり込んだ。寄る辺なき二人の危うげな同居は、やがてその傷だらけの心に思わぬ変化を生んでいく。そしてある時、おえんの危機を知るや吉三郎は……。全4話を収録。若者が夢を持ち、恋をし、時に傷つきながら成長する。巻を追うごとに目が離せなくなる江戸の青春群像、せつなく胸に迫るシリーズ第五弾!
  • 拙者、妹がおりまして : 6
    693円 (税込)
    旗本・井手口家の若さま、悠之丞は千紘にご執心のようだ。初日の出を拝んだ場で龍治も心を決め、率直な想いを悠之丞に打ち明ける。正々堂々とした二人を前に、勇実は妹の幸せのためにどうしたらいいか分からないでいる。そして己の恋路も宙ぶらりんのままだ――いくつもの他人の恋に接し、それぞれの手元の想いも形作られてゆく。江戸の日常の中に描かれる、揺れ動く心情、清々しい人々。人気書き下ろしシリーズ第六弾。
  • 拙者、妹がおりまして : 7
    693円 (税込)
    矢島与一郎の昔馴染みである佐伯欣十郎の剣術道場を訪問するため、矢島道場・師範代の龍治や門下生、さらに勇実や千紘、菊香らが加わって、相模国・箱根に行くことに。交流試合だけでなく、参詣や温泉も楽しむ物見遊山の旅だ。しかし、いま箱根には〝 関八州を荒らし回る盗賊がお宝を狙って潜んでいる〟という噂が聞こえてきた。なんでも怪盗・鼠小僧も流れてきているらしい。次々と不穏な出来事が起こり、ついには皆を巻き込んでの大捕物に発展! 力を結集させて見事果たした勧善懲悪、痛快極まる第七巻。
  • 拙者、妹がおりまして : 8
    737円 (税込)
    白瀧勇実が想いを寄せる亀岡菊香を送っている途中、突然の嵐となってしまった。雨宿りしたのが船宿・大柳屋の店先で、二人はひと晩を共にすることに。するとなんと素性を隠して大柳屋に潜んでいる鼠小僧と出くわした。聞けば、役人や大店の旦那相手に密かに色を売って荒稼ぎしているこの宿を探っているのだという。その夜遅く……評判の悪い女将が宿の中で倒れていた――。「ただの雨宿り」など4話を収録。〝想い想われ〟が深まる人気シリーズ第8弾!
  • 拙者、妹がおりまして : 9
    737円 (税込)
    世にも稀な、姉妹二人との同時見合いをした菊香の弟・貞次郎だったが、どちらを選ぶか決心したと白瀧勇実に話す。そこに顔を出した菊香が己の身を卑下するのに対し、勇実は不用意な発言をしてひどく怒らせてしまう。一方、手柄を立てた北町奉行所・定町廻り同心の岡本達之進は、褒美に女中をしているおえんを正妻として迎えることを奉行所にきっぱりと願い出る。すでに腹に子もいるのだと。そして千紘をめぐっても、本人の知らないところで恋の鞘当てがあり……方々で胸騒ぎを覚える人気シリーズ第9弾!
  • 拙者、妹がおりまして : 10
    748円 (税込)
    火牛党の襲撃に遭って勇実が斬られ、意識が戻らぬ状態が続いた。それにより琢馬は仇討ちへの執念を悲壮なまでに燃え上がらせ、菊香は身もやつれんばかりの看病の日々となる。千紘と龍治も深く己を見つめ直すことに。激動が過ぎた時、抑えきれぬ想いを言葉以上に伝えたのは、互いに強く握り交わした手と手であった。――拙者、兄思いの妹がおりまして。別々の道を歩むことになり申す。ただ、いつまでも笑い交わす、仲良き兄妹でありたい所存にござります。堂々のシリーズ完結巻!

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

拙者、妹がおりまして : 1 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    兄妹の淡々とした日常の中にも、周囲の人々の困り事を解決したり、手習に来る子供たちとの交流など温かい気持ちが伝わる小品です。

    0
    2024年01月03日

    Posted by ブクログ

    江戸時代の普通の暮らしの空気感で、特にハラハラするような事件は起きない。ゆったりした空気感は、嫌いではないし、主だった三人のキャラクターの今後の展開の期待を込めて、星三つ。

    0
    2023年09月11日

    Posted by ブクログ

    途中で読むのをやめようかと思いつつなんとなく最後まで読み終えた。
    早く次を読みたいか、というとそこまではなく。
    登場人物にぎゅっと惹かれる何かを感じられなかったからかも。
    妹も兄ももっとぶっ飛んでいるか、もしくはもっと深く内面を掘り下げるかしていたら違ったかも。
    若者向きかもしれない青春小説。

    0
    2023年08月27日

    Posted by ブクログ

    無役の小普請で、手習所の師匠を務めている、白瀧勇実、23歳。その妹、千紘17歳。矢島道場の跡取り、龍治。
    三人は、家ぐるみの親しい付き合いをしている。

    勇実は、出不精でのんびりや。千紘は、そんな兄が歯痒く、出世を望み、叱咤している。

    目明かしの山蔵親分と、事件を解決する物語か?
    と、軽く読んでい

    0
    2022年05月25日

    Posted by ブクログ

    寝かせていたのだけど、読んでみたら案外おもしろい。菊花さん、1話出ただけで、その後、伏線が回収されないんだけど、これで終わりということはないですよね?

    0
    2022年05月03日

    Posted by ブクログ

    無役の御家人、勇実には頭が上がらない妹がいる。のんびりとした勇実、ちゃきちゃきとした妹の千紘、そして隣に住む龍次の幼馴染三人の活躍と恋模様を描いた作品。
    手習所の師匠の勇実、剣術道場の師匠の龍次、女の子相手の手習所の手伝いをしている千紘。三人それぞれの描き方や、捕物での活躍、恋模様、みんなこれからと

    0
    2022年02月28日

    Posted by ブクログ

    白瀧勇実、千紘兄妹は、無役の小普請組の御家人。生計の足しに、兄は手習所をしている。どんな子供も等しく接しその子供にそれぞれ合うような教え方をして慕われている。
    隣に住むのは矢島家とは親しく、垣根が壊れていてもそのままでいるほどの仲。龍治は父の剣術道場を手伝っている。

    全部で短編が4話。
    最初の2話

    0
    2021年07月17日

    ネタバレ 購入済み

    深い話

    この作者の本は、初めて読むが、ちょっと軽めのタイトルから想像していたような軽いだけの話では、無かった。手習い所の師匠である主人公とその妹、友人の隣の道場の跡取り息子の、周りで起きる事件や、それに纏わる人々の話なのだが、何となく、考えさせられる物が有った。

    0
    2022年07月10日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【収録作品】第一話 つき屋始末/第二話 恋心、川流れ/第三話 神童問答/第四話 道を問う者

    アンソロジーに入っていた一篇(神童問答)で知って、読み始めたシリーズ。
    勤めを辞めて手習い所の師範となった父親亡きあと、そこを継いだ兄・勇実と、その妹・千紘、そして隣家の道場の跡取りで二人の幼なじみ・龍治を

    0
    2024年04月14日

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