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ある日、上空に現れた異次元の存在、<未知なるもの>。 それに呼応して、白く有害な不定形生物<プーニー>が出現、無尽蔵に増殖して地球を呑み込もうとする。 少女、相川聖子は、着実に滅亡へと近づく世界を見つめながら、特異体質を活かして人命救助を続けていた。 だが、最大規模の危機に直面し、人々を救うため、最後の賭けに出ることを決意する。 世界の終わりを巡り、いくつもの思いが交錯する。壮大で美しい幻想群像劇。
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Posted by ブクログ
恒川さんの不思議な小説が好きで、文庫が出たら買うようにしてる。 しばらく目につく所に置いていつでも読めるようにしていたのだけど、読書から少し遠ざかっていて放っていた。 東京に行く時鞄にいれて、3泊のあいだに読むことができた。 恒川さんのお話は不思議で繊細で優しい世界観があって、ほかのSF小説にない...続きを読む穏やかな気持ちで読めるのがいい。 そしてやりきれない、答えがでないもやもやしたものが残る。けれど、それも心地よく感じるから不思議。 滅びの園は何人もの目線で描かれていて、それぞれの正解があってそれぞれが信念をもっている。 それでいいんだろうな。お互いのことなんて理解なんてしなくていいんじゃないかなって思う。 とても面白かった。 たくさんの人に読んでほしいと思う。
壮大で美しい幻想群像劇と言う通り、素晴らしい作品。SFファンタジー要素もあり面白かった。わたしの絶望は、誰かの希望。色々考えさせられた。
プーニーという可愛い名前に関わらず、凶悪なものに立ち向かったり取り込まれた人であったり、、、 どちら側からの視点でも正義であったり、守りたいものがあったり複雑な心境に陥ること必須です。
主人公は現実に疲れたサラリーマン。突然メルヘンなファンタジー異世界にいっちゃった!と思ったら、地球は大変なことになっているし、地球の危機を救う鍵を握ることになってるしであまりの急展開にびっくり。 主人公が囚われている世界も、現実世界もどっちも異世界めいていて、終末へ向かう閉塞感と妙なゆるさが感じられ...続きを読むて不思議な気分になるお話だった。 だからこそ、結末でこんなに泣いてしまうとは予想してなかった。めちゃくちゃ面白かった。
中2感あふれるタイトルとカバーに惹かれました。滑稽なほど平和な妄想世界の描写と、ラストの現実世界の絶望とのコントラストが切ないです。キャラも良かった…。一気読みでした。
この作家さんの作品のどれを一番に読もうかなと思った中で、タイトルと表紙が一番キャッチーだったので選びました。 最初から最後まで息詰まる選択の連続で目が離せず、なおかつ、どの登場人物も思考と行動がよどみなく軽快で、楽しく一気に読めました。 個人的には、笑いを取ろうとして書いてあるのかな?と思う箇所がち...続きを読むょっとだけあるところが好きです。 これから他の作品も読み漁ってみたいです。
これは一度読むとなかなか忘れられない小説! 設定はパニックホラーみたいな感じだけど、そこからのリアルな悪夢のような展開が恒川光太郎さんならではだと思う。 恒川さんの小説の、どことなく絶望感が漂う雰囲気を味わいたい人におすすめ
久しぶりに大ヒット。これは何回か読みたい。 持って生まれたもので人助けができるという状況がものすごくうらやましい。生きる価値を感じられる。能力が強化されて転送された舞がうらやましい。
すごい!たまらん!面白すぎ!そして余韻がヤバい。 誠一の立場では何が正解だったんだろう。いや、後書きにもあるように正解もないし間違いもないのだろうけど、本当に難しい問題だ。
面白かった。 鈴上は悪人なのか?でもその場その場で手に入れたささやかな幸せを守りたくて、何が悪いだろう。 人はその人その人の感じたことでしか、何かを判断することはできないと思う。 鈴上の身に起こったことから語り起こされるので、まず鈴上とかれの身近な良い人たちに感情移入してしまう。 そもそも鈴上のそれ...続きを読むまでの生活に、何ら良いことがなくて、私だってそんなところに戻りたくないと思う。 新たに得たささやかな幸せを守りたくなる。 それが現実ではないとしても。 現実では、とても悲惨な事態になっている。 その事態を鈴上は伝聞でしか知らない。実感がない。 地球上の全てが滅びを待つような状態。 地球上全てを救うために、自分の子を殺せと言われて、言われただけで、それを信じて子を殺し身近な良い人たちを失えるかどうか。 私は無理だと思う。まず話を信じない。 地上では、具体的に脅威にさらされた中で、いろいろなことが起きる。 脅威によって家族も何もかも失う人たちが描かれる。 しんどいことばかりで、本当に地獄。 いったいどうなるのかと先が気になってどんどん読んでしまった。 結末は出たけれども、それで何もかもすっきりする!とはいかない。ザラッとした舌触りの何かが心にずーんと残った感じ。 なかなか考えさせられるラストだった。 現実世界で、唐突に土方歳三資料館という単語が出てツボった。
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