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俺たちは”駒”じゃない! カレー専門店「イカリ」の老創業者・篠原は、フランチャイズ店と団結しチェーンを日本一に押し上げた。加盟店のオーナーには、リストラなどの苦渋を味わった人が多かったが、篠原への信頼は厚く彼らは自信を取り戻していった。 さらに篠原は、将来を見据えアメリカ進出を決断する。それを機に、自ら経営を外れ、プロ経営者・相葉に託すとこに。だが、予想だにしない転落が待ち受けていた…。 ベストセラー『プラチナタウン』の著者が、フランチャイズビジネスの闇を描く!
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Posted by ブクログ
カレー好きのために手に取った一冊。 プラチナタウンの続々編とは露知らず。 とても良かった!!です。ドラマ化希望!!
面白かった、久々に一気に読みきった! 企業の理論もあるけど、人としての覚悟、次世代への責任とか、今の自分に足りてないなと思った。 熱くなる作品だった。
◎コンビニ業界の闇を暴き世に問う名著。だってコンビニのとこだけはノンフィクションだもん。消費財メーカーの営業をしているので小売流通業のビジネスについてもいささか知ってはおりますが、ほんとコンビニはえげつない。NHKをぶっ潰す政党の次にできるのはセブンイレブンをぶっ潰す政党だとすら思う。 ◎相葉と同...続きを読むじ立場のプロ経営者が率いる組織で仕事したことがあるけど、イカリ屋のように外部から後輩引き連れてやってきて、生え抜きは経営層に皆無になりました。ただ下降気味の業績もちゃんと戻して社員にボーナスで還元したし、経営判断が悉く実績を上げたし、平社員だったこともあるけど周囲の評判は良かったんだよな。ただしその代わり祖業に近い事業であっても客観的に評価してバッサリ切り捨ててたなぁ。その中に本文にもあるチェーンストアが含まれていて、店舗限定発売だったはずの商品をEC向けに開放したりして顰蹙買ってたことを思い出して少し切なくなった。時代に合わせて形を変えて経営をしていかなきゃいけないのは本当だし、そのために涙を流す人がいるのも本当。どんなに滋味に溢れるものを食べようが必ずうんちは出てしまうものなんです。ちと違うか。 ◎それにしても自分や家族ではなく社会のために仕事を成した人はやっぱり人生のステージがひとつ違うね。就職試験さえくぐり抜ければそのステージが手に入るかもしれない総合商社ってやっぱりすごい。待遇にも勝る経験が手に入るね。 ◎いやでもほんとコンビニは酷い。コンビニは酷いわ。コンビニは酷いよ。一消費者にそれに抗う術が見つけられないってとこまでセットなのが酷い。不買運動したところでどうしようも無いし、、、くそー
物語にヒールがいると盛りあがる 直前に読んだのが「黄金の刻」だったので、その差がハッキリと感じられた ただ最後の部分でもう少し勧善懲悪を際立たせてくれると、よりスッキリしたかなと 最後、政治家になりたいなと少し思わせてくれた笑 とても読みやすい作品ではありました
フランチャイズビジネスの落し穴がよくわかる内容でした。コンビニ経営も状況によってはリスクがあります。
直前に読んでいた本がべらぼうに読みにくかったので、 ちょっとストレス解消に楡さんの小説に手を出しました。 圧倒的な読みやすさと展開が気になって気になって仕方なく、 あっという間に読み切ってしまいました。 (もっと味わってもよかったかも。。) ココイチを彷彿とさせるカレー屋チェーンの世界展開を小説に...続きを読むした本ですが、 元マクドナルドCEO原田氏を彷彿とさせるプロ経営者が、 創業者から経営を引き継いだものの、会社経営をメチャメチャにしていくという ある意味正義vs悪の構図がとても分かりやすい仕立てです。 (実際の原田氏はそこまで悪ではなさそうですが、これはあくまでフィクションです。) この辺り、池井戸さんの小説っぽい感じです。 あまりに分かりやすい展開なため、 「どうせ最後は正義が勝つんでしょ」と分かり切って(安心して)読めるのですが、 安心し切ってしまえて、今一つ緊張感がないのも事実です。 この辺りバランスが難しいなぁ…と思いつつも、 ビジネス系のエンタメ小説としてはクオリティーの高いお話だと思います。 楡さんの小説が好きなら、是非読んでもらいたい本です。
楡周平ではあるが、最近の作品は『プラチナ・タウン』と同じようにビジネスロジックの解説を中心としたストーリーで構成する。派手な立ち回りや、むせかえるほどの愛憎という人間劇をほとんど扱わずとも、これだけカタチにするというのは凄い。「経営のプロ」と事業家とは、マインドセットやスキルの点でやはり違うものなの...続きを読むかな、ということを扱っているようだ。
フランチャイズのお店を大事にして事業を拡大してきた創業者とそれを支えてきた従業員たち、対するは短期利益を追求して事業方針の大転換を図るプロ経営者とその取り巻き。 あまりに典型的なキャラクター設定は何の撚りもない勧善懲悪の物語では残念ながら面白みが全くない。最初から善と悪を決め切らずにハラハラさせてく...続きを読むれれば応援もしたくなるだろうけど、そういう下町ロケット的な楽しみもなく。最後の方は結末も見えていて斜め読み。 脱サラカレー屋さんというのは悪くない庶民の夢設定だと思うが、誰の目線で物語を進めるかの期待がかなりズレてしまった。
海外進出を目指し新社長を外部から迎入れた老舗カレーチェーンが会社変革、乗っ取りの憂き目に遭い、旧経営側と新経営側が戦うという話。 新社長の相葉の考えが古いなというのが終始の感想。今特に米国のような先進国でこそ健康志向が流行りで、価格より質を追求している中で、質の低い食材も煮込めば一緒という考えは...続きを読む違和感。 作品内では新経営側かと思えた商社の安住が中長期視点が欠くという点で相葉を見限り読者の溜飲を下ろしてくれる。ただ、旧経営側も事前リサーチをしてないにも程があるし、乗っ取られかけて文句を言うのも自分勝手がすぎる点でスッキリしない。 あとは単純に会社の同期だからといってビジネスの場でタメ口で話すのは普通に常識知らずで読んでいて気持ち悪かった。
★★★ 今月6冊目 日本最大のカレーチェーンが世界進出をすべく自身は引退して外部から新社長を入れる。 が、ビジネスに長けていても人の事を考えない社長、果たしてどうなっていくのか。
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