バイバイ、ブラックバード<新装版>

バイバイ、ブラックバード<新装版>

748円 (税込)

3pt

星野一彦の最後の願いは、何者かに〈あのバス〉で連れていかれる前に、五人の恋人たちに別れを告げること。そんな彼の見張り役は「常識」「愛想」「悩み」「色気「上品」──これらの単語を黒く塗り潰したマイ辞書を持つ粗暴な大女、繭美。ふたりのなんとも不思議な数週間を描く、おかしみに彩られた「グッド・バイ」ストーリー 。<特別収録>伊坂幸太郎ロングインタビュー。

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バイバイ、ブラックバード<新装版> のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年02月27日

    死神の精度とか終末のフールとかと同じ感じで、とても爽やか。主人公の置かれた立場は まるで爽やかではないけれど、なぜかどこかとても爽やかな物語。

    テンポがよくて とてもおもしろい。登場人物が皆、魅力的。最初は何じゃ?と思った繭美が最高に良きキャラ。マツコデラックスをイメージして読んだ。

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    Posted by ブクログ 2024年01月29日

    ほんっとに伊坂さん好き!最後の最後まで伏線回収してくるし、登場人物がまた脇役の1人でさえ魅力的。言葉のチョイス一つとっても素敵。直接表現せずに、行間で描写してくるところがまた良い!私なんかの文章じゃ表しきれないくらい素晴らしい本でした。どこまで好きにさせるの!!
    伊坂さんの作品の中で、上位に入るくら...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月30日

    〈あのバス〉とは?
    繭美の外見は?
    星野はなんで五股した?

    などなど、さまざまな想像をしながら読めた。なかなか読み応えあって楽しかった!

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    Posted by ブクログ 2023年07月10日

    主人公の星野一彦は付き合っていた彼女に別れを告げる。身長190cmで体重が200kgを超える巨女を連れて!?



    しかも5人の彼女に!??


    しかし星野一彦は女ったらしという訳ではなく格好いい訳でもなく金持ちでもない。計算できなくて自分を過小評価している結果がこの五股!!!
    しかも計算できない実...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月01日

    決して良い方へ向かっていくものではなく、終わりが近づいていくのだけど後味が悪いと感じたり、嫌な気持ちになる事はない、どこか爽やかで前向き。巻末インタビューを読んで、伊坂さんの作品のらしさをなるほどなぁ、と。

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    Posted by ブクログ 2024年02月04日

    2010年に刊行された本を今更読みましたけど、面白かった。5股男に身長190㎝、体重200kgの毒舌、凶暴女。このバディのような2人と5人の女性達の別れ話、それに出会いのエピソードも面白かった。特にフレンチコレクションの絡む話しは面白すぎて車内で吹き出してしまった。とにかく先が気になって結局、一気に...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月24日

     太宰治絶筆の未完作『グッド・バイ』へのオマージュ作品として知られる本作。担当編集者の依頼を受け、太宰の設定を踏まえて書いたそうな‥

    【下敷きの太宰治『グッド・バイ』のあらすじ】
     10人の愛人をもつ妻子持ちの軽薄・自堕落な男が、女性関係を清算すべく、美女に妻役を頼んで愛人たちの元を回っていく。案...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月20日

    表紙の「最も伊坂幸太郎さんらしい作品」というのを感じられた!大筋が一つあってそこから派生する登場人物の繋がりがそれぞれ面白い!突拍子もないんだけど、でも現実にいそうな絶妙なラインが上手い!続編はあえて作らないで欲しい!

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    Posted by ブクログ 2023年08月02日

    あー読み終わっちゃった!
    伊坂さんの作品はどれも「あと少し読みたい!」と思うところで終わりますが、これは本当に「あともう少しだけ!1行だけでも続きを読みたい!」と思わずにはいられない終わり方でした。

    主人公が不徳の致すところから行き先の分からないバスに乗せられる事になり、その前に五股をかけていた女...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月08日

    5股した星野一彦が繭美を連れて別れを告げにいく、さすがのアイデア、ジャンボラーメンで諦めさすユーモア、ロングインタビュー、何を削って何を残すかが作家にできること、そこがセンスであり感性、おもしろい話は誰でも思い付けて、文章にするのはそこまで難しくない2023.1.27

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