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Posted by ブクログ
収監されて折り返し地点くらいの記録。いまからみると時事ネタなどがやや古いが、かえって振り返ることができる。
検察やITを取り上げることが多く、かつ点が辛い(そりゃそうだ)。
刑務所からの発信は枚数制限のある便箋であるため、少しでも文字数を抑えるため辞書を購入するなどほんとにマジメである。結果的に推敲がすすみ、面白いメルマガに仕上がっているらしい(笑)
これを読むと、刑務所の待遇は属人的で場所によりピンキリなことや「日本人」を意識させるために、季節折々のイベント(敬老の日など)に特別食(いつもより豪華なオヤツ)がつく、などがわかる。
あとK-1の石井館長がたびたび面会に来ては、刑務所生活における「超」実践的なアドバイスを残していったそうだが、それが気になる…(石井氏自身は脱税容疑により収監されているそうだ)。
Posted by ブクログ
刑務所の中にいても、できうる限り多方面にアンテナをはって考えを巡らせてるのは「凄い」の一言。
この人の興味の幅、向学心はどこからどうして涌き出るのか…そしてそれを蔑ろにしないタフさはどうやって維持してるのかとか考えながら読んでました。
かと思えば、ガリガリ君ですごく喜んだり、等級が上がってドヤってたり…と子どもみたいなところも多分に出ていて「あー、ホリエモンも普通の人なのねー」なんて笑えるところも多く、かなり分厚いけれど飽きずに読めました。
そして長野刑務所の献立がとても気になるように。特に「梅びしお」と「むらくも汁」。「ハムのミルク煮」は名前通りなもので簡単なレシピなのかとかあれこれ気になります。
Posted by ブクログ
堀江貴文氏が獄中で発信し続けた『手紙』を基にしたメルマガの書籍化第2弾です。受刑者としての生活を半ばをあたりのことがメインになりますが、前作以上の盛りだくさんの内容で読んでいてとても面白かったです。
堀江貴文氏の『獄中記』である『刑務所なう』の続編です。一読してあの『得がたい経験』は堀江氏にとっての『死の家の記録』だったんだなと、堀江氏が釈放された会見を読み、同じく『得がたい経験』をした新党大地を主宰する鈴木宗男氏が主催する勉強会『大地塾』での映像を見てみたあとで本書を読むと、改めてその思いが強くなりました。
前作に続いて日記の量は1.5倍に増え、章の合間合間に挟まれ、時事評の間にも掲載されるようになった西アズナブル氏のマンガも、相変わらずいい味を出しており、とても面白かったです。ここで発信されるのは長野刑務所の中からスタッフを通じてなんと『手書き』で書かれる堀江氏の『手紙』ということになんともいえず彼の『執念』のようなものを感じさせ、数ある『獄中記』とは一線を画す「リアルタイム獄中記」といわれるゆえんであることがよくわかりました。
かなりの内容を占めるのは食事に関する記載で、かつてここで紹介した『ムショメシ』という本を併読してみると、なおいっそうの臨場感が得られるかと思われます。獄中という不条理な環境の中で、衛生係として働きながら、同じ囚人たちの状況をつぶさに観察しているその目線の鋭さや、外部にいるスタッフから差し入れられる情報から世の中を見つめるまなざし。さらには彼の姿勢に共感する仲間。幅広い人脈から長野までの遠い道のりをものともせず、面会に来る著名人の数々とのやりとりはとても面白かったです。
獄中でも堀江氏は読書に励み、大学レベルの生物や、航空力学、気象等の専門書を読み、飛行機免許の資格取得に励み、映画を100本見るという勤勉さに加え、腕立て部に入部し、体を鍛えて筋肉質の体にし、95㌔→65㌔という、皆さんもご存知の体型になっていくのです。さらには酒を一切飲めない環境から脂肪肝が正常化され、甘いものが苦手であった堀江氏がきな粉を、運動や折々に支給されるお菓子を愛する甘党に変化して行く姿は本当に面白かったです。
全体に通じるものはどんな苛酷な環境、不条理な目にあったとしてもそれをあくまで受け止め、あるいは受け流し、『書く』という行為を通じて乗り越えようとする底抜けなまでの『明るさ』でした。この手記を読んで『まだまだ自分も』と思えるのか?さらには
『自分が彼のような境遇に陥ったときにここまで自壊せずにいられるだろうか?』
と。そんなことを考えずにはいられない。そういう読後感を持ちました。
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