正しいものを正しくつくる-プロダクトをつくるとはどういうことなのか、あるいはアジャイルのその先について

正しいものを正しくつくる-プロダクトをつくるとはどういうことなのか、あるいはアジャイルのその先について

2,860円 (税込)

14pt

従来のソフトウェア開発とは、「既に正解があり、記述された正解をそのまま形にする」というものづくりであり、いかに効率よく作るかという観点が主眼でした。そのため、正解の見えないなかで手探りで進んでいくことが必要となる不確実性の高い現代においては、うまく噛み合わない状況になっている開発現場も少なくありません。

本書では、共創を実現する具体的な手段としてのアジャイル開発を下敷きに、これからのソフトウェア開発/デジタルプロダクトづくりに、作り手(エンジニア、開発者、デザイナーなど)と、それを必要とする人(クライアント)がどのように臨むべきなのか、その考え方と行い方を具体的に提示する一冊です。

「正しいものを正しく作る(著者の掲げる理念)」とは、すなわち「正しくないものを作らない」戦略をとることであり、そのためには粘り強く「正しく作れているか?」と問いに置き換えながら探索的に作っていく必要があります。問いを立て、仮説を立て、チームととともに越境しながら前進していく。本書はそのための力強い手引きとなるでしょう。

...続きを読む

正しいものを正しくつくる-プロダクトをつくるとはどういうことなのか、あるいはアジャイルのその先について のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    近代的なプロダクト開発で使われないようなものを作らないためにはどう実践すべきかの指南書になる。より詳細なプラクティスはスクラムやアジャイルの知識を参照しつつ、マインドセットとして参考にすると良さそう。必要性も含めて文章でしっかり説明されており、プロダクト開発の全てのフェーズで活用できるはず。
    発売か

    0
    2023年03月19日

    Posted by ブクログ

    正しいものには行きつかずとも、わかったものを正しく作る。分かるに行きつくことに、もっと向き合わねばと思った。

    0
    2020年12月28日

    Posted by ブクログ

    ‪なぜプロダクト作りやソフトウェア開発はいつまで経っても上手くいかないのか?この永遠の課題に立ち向かう武器となるアジャイル開発の解説本。体系的理論よりも実践と失敗をベースにした構成になっており、自分が何に陥っているのかカウンセリングされているかのごとく見えてくる(ただし本書でも繰り返し言及されている

    0
    2020年05月04日

    Posted by ブクログ

    # 読む前
    アジャイル開発ができていれば価値あるプロダクトを作れるかというと、必ずしもそうではないということをまた改めて実感していた最近、まさになテーマの本だったので手にとった。

    # 内容
    プロダクトそのものの多様性と技術や作り手の多様化がプロダクト作りの不確実性を高めている。不確実性の中でいかに

    0
    2020年03月17日

    Posted by ブクログ

    著者の経験に基づいてプロダクト開発が上手くいかない理由を整理している感じです。
    決して書いてある通りにやれば成功する、という話ではありません。
    自分の言葉で論理を積み上げられており、筋が通ってる印象でした。

    第3章で解説されている余白の話はなるほどそういう捉え方ができるんだ、と感心しました。

    H

    0
    2020年02月06日

    Posted by ブクログ

    正しいものを正しくつくることへの挑戦は未来永劫続く。

    そして、「正しくつくれる」一部の「できる」エンジニア、マネージャーが暗黙的に持っている知見を見事に言語化した良書である。

    スクラム開発についても言及しているが、あくまで本書を完結させるために記載したものである。スクラム開発を深く理解するために

    0
    2019年09月19日

    Posted by ブクログ

    アジャイルに作るとは、作ることを通じて学びを得る活動

    現在の私たちが手がけるプロダクトづくりは、誰かの頭の中に正解のイメージがあってそれをうまく取り出してコードにしていくという開発ではない

    どうあるべきか本当のところ誰にもわからないが、なんとかして形に仕立てていく

    顧客やユーザーという言葉は便

    0
    2019年07月14日

    Posted by ブクログ

    昨日の「プロダクトをつくるとはどういうことなのか? -正しいものを正しくつくる-」に参加して、言われてみたらまだ本を買って読んでいなかったこともあり帰りに購入。
    著者の体験を書籍にまとめたとのことですが、特に衝撃だったのは「アジャイル開発は二度失敗する」という章。早く少しだけ形にすることで新たにわか

    0
    2019年07月02日

    Posted by ブクログ

    300ページを超える本書は、特に初めてプロダクトオーナーなど「プロダクトでの視座を求められる」エンジニアに勧めたい。

    第一章 なぜプロダクトづくりがうまくいかないのか ではどこの現場でも失敗や混乱が起きていることを伝え
    第二章 プロダクトをアジャイルにつくる ではアジャイル開発の基本について解説さ

    0
    2019年06月15日

    Posted by ブクログ

    アジャイルの実践が必要になり、メソッドとしての知識ではなく原則を知りたくて読みました。仮説検証型アジャイル開発というプロセスを提唱していますが、それが標準的なアジャイルと何が違うのかは(知識不足で)わかりませんでした。陥りそうなアンチパターンなどがわこりやすく、現在進行形で参考にしたい考え方ばかりで

    0
    2023年10月30日

正しいものを正しくつくる-プロダクトをつくるとはどういうことなのか、あるいはアジャイルのその先について の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める IT・コンピュータ

IT・コンピュータ ランキング

市谷聡啓 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す