僕は金になる

僕は金になる

1,650円 (税込)

8pt

僕が小学六年生の春、両親が離婚した。家を出たギャンブル好きの父ちゃんは、将棋の天才の姉ちゃんに賭け将棋をやらせて暮らしている。父ちゃんが「ご立派」と呼ぶ母ちゃんの元に残された「普通」の僕は、非常識で破天荒で、将棋以外何にもできないくせに、楽しそうに生きる二人を軽蔑しながらも、どこか羨ましい――読む人の心を激しくゆさぶる、おかしな家族の四十年。感動の家族小説!

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僕は金になる のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    個人的にめちゃくちゃツボって切なかった(T ^ T)
    世間一般からちょっとずれてるいい加減な家族。嫌いじゃないんだけど恥ずかしい気持ちや、普通でいて欲しい気持ち、他人でいたいのに結局ほおってはおけない自分。イライラしたりハラハラしたり、なのに当人たちは能天気。
    あぁ分かりすぎる。
    家族、一人はみ出し

    0
    2021年08月31日

    Posted by ブクログ

    六年生の時に父と姉が出て行った。主人公の守は真面目な母と二人で暮らしていくことになる。
    父はろくに働きもせず、天才的な将棋をさす姉に賭け将棋をさせて生計を立てる。

    破天荒な父と姉に翻弄されるドタバタコメディ‥‥を想像して読み始めたものの、見事に裏切らた‥‥表紙からして、もう面白そうなのに、なかなか

    0
    2021年05月11日

    Posted by ブクログ

    とある家族の40年を読むことで、人生を追体験できる。
    仕事とは、家族とは、色々と思うところが描かれている。
    毎日、何もない日常を歩の様に一歩一歩ずつ積み重ねて生きていること自体がドラマと気付かされる。
    ありのまま、自分のままでしか生きられないから、家族とは厄介だけど、家族には歴史がある。
    本編で描か

    0
    2020年01月05日

    Posted by ブクログ

    変わり者の父と姉と普通の僕との人生ドラマ。

    1・昭和54年(1979年)
    2・昭和57年(1982年)
    3・昭和60年(1985年)
    4・平成元年(1989年)
    5・平成6年(1994年)
    6・平成9年(1997年)
    7・平成23年(2011年)
    8・平成29年(2017年)

    小6の時に両親が離

    0
    2019年09月05日

    Posted by ブクログ

    将棋をさす以外に何も出来ない姉とギャンブル好きの父が、両親の離婚で母と守の元から出ていった。
    2人の生活は、その後も姉の賭け将棋の上がりで成り立つものだった。

    全然期待せずに読み始めましたが、とーっても良かった。
    暖かい家族小説でした。

    父ちゃんの様な人は困りものだし、姉ちゃんはあのままではいけ

    0
    2018年12月11日

    Posted by ブクログ

    働かないギャンブル好きの父親と、
    将棋が好きだけどそのほかは、なにもできない姉。
    2人に憧れながらも、普通の生活を目指す主人公。

    わかった家族、楽しい家族。

    0
    2024年04月29日

    Posted by ブクログ

    破天荒な父親と将棋が天才的に強い姉
    真面目な僕としっかり者の母親
    両親が離婚して父と姉は家を出て行った。
    そこから始まる40年間の波瀾万丈なお話。

    面白かったです♪コメディかと思いきやグッと来ました。
    真面目で地道…そんな「歩」のような僕が「金」になるそんな素敵なお話です(^ ^)

    0
    2023年05月07日

    Posted by ブクログ

    タイトルから、
    お金の話やと思って読んでみたら
    将棋の話やった。
    家族の移り変わり、兄弟の嫉妬、
    みたいなのが描かれてて
    じわる。

    0
    2022年09月27日

    Posted by ブクログ

    将棋とともに歩む人生が描かれたストーリー。
    家族について、自分の人生について、考え方が変わってゆくのが優しい気持ちになれる。
    渦中にいるときは分からないけれど…人生って、あとから振り返ると、どんな人生でも幸せって思えるのかもなあ。

    0
    2022年06月18日

    Posted by ブクログ

    兄弟にはある才能が自分にはない、でもきっと自分にも何かの才能があるはず。でもそれが何なのかは、分からない。
    自由奔放な家族のことが妬ましくもあり、羨ましくもある。真面目な自分がちょっと嫌になることもある。でも実は家族の方も、自分を頼りにしてくれていたんだ。それは長い長い年月を、とぎれとぎれでも一緒に

    0
    2021年06月06日

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