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2016年9月に労災認定された「電通過労自死事件」により、長時間労働の是正に関して世論が動いた。これは日本の企業全体の問題だからである。とくに、所定外時間労働「残業」には労働社会の問題が凝縮されている。本書では、この問題を深く掘り下げ議論、政府が進める「働き方改革」についても、その矛盾を鋭く指摘する。すべての働く日本人に、気付きを与える一冊。
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整理ができた
残業がなぜなくならないか、という素朴な問いに丁寧に応えてくださっていた。 改革と改善は異なり、仕事の絶対量と任せ方まで介入が必須とはその通りである。 読みやすいことと、自分事として読めた。
Posted by ブクログ
■電通「鬼十則」吉田秀雄氏(電通4代目社長) ①仕事は自ら作るべきで,与えられるべきでない。 ②仕事とは,先手先手と働きかけていくことで,受け身でやるものではない。 ③大きな仕事と取り組め,小さな仕事は己を小さくする。 ④難しい仕事を狙え,そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。 ⑤取り組んだら放...続きを読むすな,殺されても放すな,目的完遂までは。 ⑥周囲を引きずり回せ,引きずるのと引きずられるのとでは,永い間に天地のひらきができる。 ⑦計画を持て,長期の計画を持っていれば,忍耐と工夫と,そして正しい努力と希望が生まれる ⑧自信を持て,自信がないから君の仕事には,迫力も粘りも,そして厚みすらがない。 ⑨頭は常に全回転,八方に気を配って,一分の隙もあってはならぬ,サービスとはそのようなものだ。 ⑩摩擦を怖れるな,摩擦は進歩の母,積極の肥料だ,でないと君は卑屈未練になる。 ■電通「責任三カ条」吉田秀雄氏(電通4代目社長) ①命令,復命,連絡,報告はその結果を確認し,その効果を把握するまでは,それを為した者の責任である。その限度内における責任は断じて回避できない。 ②位置を聞いて十を知り,これを行う叡智と才能がないのならば,一を聞いて一を完全に行う注意力と責任感を持たねばならぬ。一を聞いて十を誤る如きものは百害あって一利もない。正に組織活動のガンである。削除せられるべきである ③われわれにとっては形式的な責任論はもはや一片の価値もない。われわれの仕事は突けば火を吹くのだ。我々はその日その日に命をかけている。
自分の働き方にも直結するテーマでもあり、とても深堀りされていた。 働き方改革もやればいいというものではなく、本当に効果があるのか、副作用がないのかなど、多角的に考える必要があることを学んだ
残業が日本の労働にシステムとして組み込まれているから。 以下の対比がとてもわかり易かった。 日本 ・好景気では残業で乗り切る ・不景気では残業代と賞与を削減し乗り切る アメリカ ・好景気では人を増やす ・不景気では人を切る
働き方改革を真っ向から批判。悩みながら進めている中、考えさせられる内容。 後書きが特に迫力があった。
人に仕事をつける日本型と、仕事に人をつける欧米型の違いが、属人性や残業を生んでいるということが、結構衝撃的だった。職務を全て定義し、人をアサインすることで、属人性の排除、および、ローテーションを実現し、ひいては、残業も減らすことが出来るだろうか。実験してみる価値はあるかも知れない。
期せずして『ちょっと今から仕事やめてくる』からの働き方つながり。一番納得がいったのは、自分はこういうキャラだということを理解してもらうという点。それは自分で決めるということで『嫌われる勇気』ともリンクした。
「なぜ、残業はなくならないのか」という問いに著者は答える。残業は企業にとって合理的で、労働者にとって働き方の1つで、マスコミにとって美談だからだ。 たしかにその通りだ。企業にとって繁忙期に人を増やすよりも、現状の人間に残業してもらい、その手当を払う方が雇用面や教育面の効率は良い。労働者にとっても手...続きを読む取りが増えることは悪くないだろう。そして、NHKのプロジェクトXや偉人伝出版社がその苦労話を感動に仕立てあげる。 だから、残業とは、すばらしい制度なのだ。政府は「働き方改革」の名のもと、残業を減らそうと試みるが、本当にそれは正義で誰もが望んでいるのか。しかも政府の容認する残業時間は過労死ラインを越えている。そして、容認残業量を超える場合、サービス残業の強制につながらないのか。 残業にまつわる様々な考え方を並べ、大事なことは残業を減らすのではなく、正しい働き方を模索しようという本書。ズバリの結論は出ていないが、残業で死人が出ちゃいけないってことは間違いないだろう。
この春から、「働き方」を考えることも仕事になったので、本屋で話題の本って並んでいた中からこれを。大学の先輩でプロ研のうじきよわし氏の本を。 政府の調査のデータから、電通問題まで広く簡単にまとめているので頭の中の整理にはなった。 働き方問題とは働かせ方問題であって、いろんな価値観の中で、正しい解を導き...続きを読む出すのは難しいよなとも改めて思ってみたり。
残業が何故なくならないのか、深く考えられる本だと感じた。 労働生産性が低いということは、ニュースでもよく聞いていたが、そもそも労働生産性とは何か。 どういう国の労働生産性が高いのか、など普段のニュースでは得られない知識が得られた。 また、だらだら働くことが日本の残業が多い理由だという説が多い。 ...続きを読むしかし、本質は顧客からの要望が過大であることや、そもそも仕事量が多すぎるなど、個人が原因ではなく、会社全体、ひいては社会全体が原因であると感じた。 また、本の中で語られている、日本は全員が上の役職を目指すような仕組みになっている、柔軟な働き方ができるようになると良い、という箇所に共感した。 全体的に読みやすく、有益な情報が素早く得られて良い本と感じた。
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なぜ、残業はなくならないのか
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常見陽平
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