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不透明化する採用基準と偽装化された平等性
大学間の格差拡大、「就活うつ」、新卒無業者……毎年、様々な問題を生み出し続ける「就活」。その原因はいったいどこにあるのか。「就活」100年の歴史を踏まえながら、企業の選考モデル・大学の役割・学生の気質などの変化を分析、偽りの「平等幻想」に支配された「就活」の実態を描く力作。
[内容]
序章 日本の「就活」をどう捉えるか
第一章 「新卒一括採用」の特徴
第二章 採用基準はなぜ不透明になるのか
第三章 「新卒一括採用」の選抜システム
第四章 「就活」の平等幻想を超えて
Posted by ブクログ 2018年11月06日
本書は主に「なぜ採用基準が不透明なるのか?」「実際の企業による選抜システムはどのようなものか?」という二つの問いに答えようとする本である。
著者も言うようにアカデミックとジャーナリスティックな書き物の中間ぐらいな所にあり、すらすら読めるけれど判然としない書き方をしている部分もあり、あまり洗礼され...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年06月11日
就活については、もはや受ける側ではなく、採用する側に近い立場にありますが、この本の内容には納得です。
学歴フィルターの話は置いておいても、採用基準の変化は、すごく納得できます。
社外環境や社内環境の変化、採用の途中経過が、採用基準の変化に影響する可能性は否定できません。
もちろん、採用基準の...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年02月20日
途中の章は、いつもの著者の文章とは違うので違和感あった。
ただ後書きで、「新卒一括採用は必要悪だが、就活はほぼ悪である」という主張を見て、ようやく腹落ちした次第。偽装された自由や平等だらけの世の中に、敢然と異を唱える心意気が伝わってきた。
一点、大学側の人となられた著者は、大学教育における職業的レリ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年07月31日
確かに平等でないことを学生側が意識してないことが最大の問題なんだけれど。
200ページからの学生向けハウツーが結論なのかなあ。
大学の就職課キャリアセンターに行き可能な限り長いスパンでどの業界・企業に進んでいるか業界企業名と人数分布を分析する。企業の選抜基準に入っている可能性が高い。年度ごとの分析を...続きを読む
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