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Posted by ブクログ
喉越しスッキリ!実に読みやすい!あとがきにも書いていたが、セリフが多いと読みやすいのね。
貸金を営む男と占い師の女、そして、唯一まともな娘。そして、その家族に心中した夫婦と老紳士の霊がそれぞれ取り憑いているという状況。
現実の人が増えるたびに霊も1人増え、舞台はただの部屋だというのに、実に賑やか。まさにタイトル通りの「にぎやかな部屋」である。
詐欺師VS詐欺師の様相に、さらにイレギュラーを加えて、カオス状態。それでも、スッキリと飲み込めるのが素晴らしい。頭の中で舞台がイメージできるぐらい読みやすかった。脂っこい筒井康隆作品ばかり読んできたので、喉越しさっぱりの星新一も新鮮フレッシュ。バランスよく読んでいこう!
Posted by ブクログ
「にぎやかな部屋」3
著者 星新一
出版 新潮社
p133より引用
“あるのは偶然だけ。偶然とその結果だけ。
それを各人が自己の好みで蒐集し、
勝手な理屈をつけて人生観としてるだけさ。”
ショートショートの代名詞ともいえる著者による、
とある人生相談所にておこる出来事を描いた戯曲。
生きた人間一人一人にとりついた霊達が、
霊ならではと言える考えを話し合いながら楽しく進行します。
上記の引用は、
登場人物にとりついた霊の中の一人の意見。
結局人は、
自分に都合の良い考えだけ取り入れやすい、
ということでしょうか。
多少の偏屈さは人間らしさにつながるかもしれませんが、
あまりにも偏ると自分も周りも困ってしまいそうです。
ほどほどの所で上手くバランスを取れるように、
気をつけたいと思います。
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