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これまで手がけた約8000冊から120冊を厳選し、それぞれの本の個性を引き立てる「演出」方法を自ら解説。 ブックデザインの第一人者による初の単著。オールカラー、240ページ。 「内容を厳密に、かつ抑制して暗示する」それが鈴木成一の装丁だ。 ときおりそれは、作家自身を驚かせる。 そんな装丁家は他に誰もいない。 ――村上龍
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Posted by ブクログ
おもしろい! 本の装丁という隠れた芸術(というと失礼かも)についての本。実物とそれに対するコメントで見開き1ページで、1冊の本を紹介する。 本の紹介で読んでみたいと思うものもあったし、何より装丁とは奥深い! イラストや写真を使ったり、モチーフやアート作品を併せたり、あえてなにもしなかったり...本...続きを読むの個性をいかに表現するか、という言葉が印象的。 小さな芸術の世界を見ているようで、自分の美的センスをあげるためにも、このような本をまた読みたい!おすすめ!
すごく個人的なきっかけて読み始めた。僕に関する本が出版される予定だが、装丁を鈴木成一さんにお願いした。鈴木さんのシゴトに触れたくて読んだ。 演出とはを確認した読み応えだった。書かれているのだけど、自己表現ではなく、あくまで本の個性を引き出すというコト。まさに!僕が今感じ、必要と切磋琢磨していること。...続きを読む仕事の丁寧さ、誠実さ、そして、創造性を感じれる一冊。どんな仕事をする人にも当てはまるエネルギーが、詰まっている。
おっそろしく丁寧で見やすく読みやすい本です、文章は上手くないですが(笑)デザインを志す人にとってはとてもいい本ではないかと思います。
面白かった。 本屋で見かけるあの本やこの本も、鈴木成一氏が装丁を手がけた本なんだなぁーと目からウロコ。 タイトルや帯に、息子さんが書いた文字を使っているっていう工夫にも驚き。 装丁作家で本を選ぶっていう読書もいいかもしれない。
著者の考える装丁とは、「本の個性を読み込んで、かたちにする。飾りで読者の気を惹くのではなく、その本にとっての一番明確で必要なものを明確に演出する」 本を手にする時、まず気になるのは装丁です。タイトルの文字、本の形、厚さ、デザインなど自分の好みに合っていそうな装丁の本は、それだけで内容への期待が高まり...続きを読むます。この本では著者の作品の中から選んだ120冊を紹介しています。 装丁のタイトル文字、イラスト、本の構造、アートの流用などをテーマ順に著者の様々なアイデアを具現化した作品が記載されていて、とても面白かった。大半は文芸作品のカバーですが、この本に記載された小説はほとんど読んだことが無いため、果たして装丁と本文の印象が同じかどうかが少し気になりました。 この装丁という仕事は、本の製作の一分野ですが、デザイナーのオリジナルのアイデアが反映できる唯一の領域ではないかと思います。アート系としては、地味だけど羨ましくなる仕事です。
ほとんど読んだことがあった本だったので驚きました。鈴木さんの作品だったんですね。ジャケ買いって本にもありますよね。凝った装丁だと中身も期待しちゃいます。ぎゃくにシンプル過ぎる装丁も、相当中身に自信あるのかと気になってしまいますが… ともあれ、よく考えて作られているんだと思うと本を見る視点が変わります...続きを読む。
本をよく読む人ならこれまでに何度となく、本の片隅にある〈装丁:鈴木成一〉という文字を目にしているだろう。 装丁に詳しい訳ではないが、本を読んでいると、「あ、この本も鈴木さんのデザインなんだ…」と思うことが少なくない。 そんな、読書生活の中でお名前を非常によく見かける装丁家(ご本人にその自覚はないらし...続きを読むいのだが)、鈴木成一さん自身が装丁について語った本ということで、本書を書店で見つけた時は即購入を決めた。 本書は、これまでに装丁デザインを手掛けた8千冊以上の本の中から約120冊を選び出し、それぞれの演出意図について本人が解説している。 装丁とは、「個性をちゃんと読み込んで、かたちにする」、「その本にとっての一番シンプルで必要なものを明確に演出する」ことだという鈴木さんは言う。その作風は、『赤毛のアン』や『ぽろぽろドール』などの女心をくすぐるとびきりキュートなものから、クライム・ノベル『邪魔』や猟奇的な小説の不穏・不気味な感じまで、作品に合わせて実に変幻自在だ。それゆえどのページをめくっても、同じ作家の作品だとは思えないくらい新鮮で、制作秘話も興味深く、始めから終わりまで一気に読んでしまった。 中でも、「どうしても人格とか性格とか、人間の生っぽさ」が出てしまう」という、手書きの文字についてのエピソードが面白かった。 劇団ひとりのベストセラー小説『陰日向に咲く』の題字は、鈴木さんの幼い息子に初めて筆を持たせ、見本を見せながら書かせたものだという。改めて見てみると、鈴木さんの言う通り「完璧」である。 また、桜沢エリカの『掌にダイヤモンド』に至っては、事務所に届く請求書の中で、文字に特徴があって気になっていたという業者さんに書いてもらった題字なのだという。す、すごい。そんなところからもデザインのネタを引っ張ってくるんですね。確かに、「女子高生っぽい」特徴的な手書きの文字が、非常に良い味を出している。 これらのように、種明かしをされてからもう一度装丁デザインを眺めてみると、普段は見落としがちな細部の演出に気付くことができ、とても楽しめる。 この本を読んで思ったことは、ベストセラー本の陰には鈴木成一あり、ということだ。そりゃ、お名前もしょっちゅう目にする訳だ。これでもかという程、書店で目にするあの本もこの本も、鈴木さんが手掛けているのだと分かった。 最後に、トリビアを一つ。 裸の男女が絡まっている写真が大きく表紙に載っていて、書店で見かけて強く印象に残っていた、石田衣良の恋愛小説『美丘』。 女性の方はAV女優だが、男性の方はなんと角川書店の社員だという。 あっけらかんと「すっぽんぽんになってもらいました」と解説しているが、特徴的な文字の業者さんといい、以外と身近な所から素材を持ってきているものだ・・・。
装丁が気になる本は、 かなりの確立で鈴木成一さんのデザインということに 最近気付いたので、読んでみた。 装丁も1つの作品なのだなと教えてもらった。
ジャケ買いする本には、いつも「鈴木成一」の文字が。 その人がデザインしてきた本を、まとめた本。 視覚的にも触覚的にも楽しめる本が多数紹介され、そのデザインに至った経緯や意図が丁寧に添えられてある。 作品から受けたイメージを、自分の感性でこねてこねまくるという点において、なんとなく、作曲家の久石譲...続きを読むと通ずるものを感じた。 双方共、「作品の最終的なイメージは、買い手の想像力に委ねる。その手助けをしている」的信条があるらしい。 プロだな。 とても勉強になりました。
人に一目惚れしたことはない(なかったと思う)けれど、本にはよく一目惚れしている。 この本は鈴木成一さんが手がけた装丁の「演出」意図を1冊ずつ解説した本。 解説といってもポイントだけのあっさりしたもの。 もうちょっと完成前の思考の過程が知りたいなぁ…と物足りなくも思う。 それでも写真を見ながら解説...続きを読むを読むと、自由な発想に感心するし、中にはこれしかないと思う程素敵な想定もあって感動する。 装丁って本当に面白い仕事だと思う。 出来ることなら装丁家になりたい。
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