寒い国から帰ってきたスパイ

寒い国から帰ってきたスパイ

990円 (税込)

4pt

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ベルリンの壁を境に展開される英独諜報部の熾烈な暗闘を息づまる筆致で描破!作者自身情報部員ではないかと疑われたほどのリアルな描写と、結末の見事などんでん返しとによってグレアム・グリーンに絶賛され、英国推理作家協会賞、アメリカ探偵作家クラブ賞両賞を獲得したスパイ小説の金字塔!

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寒い国から帰ってきたスパイ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2016年03月07日

    スパイ小説。と言っても一般的なスパイ小説の定義はわからないんですけど、ミステリー小説でもあります。
    ミステリーである以上、何か謎があり、それを解明しないといけないのですが、本作では主人公のスパイ、リーマスの立場に立って、「自分は本当に大丈夫なのか。」ということが謎になります。
    著者のルカレは元々スパ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年06月02日

    ティンカー、テイラー…がものすごく面白かったので、(スマイリー三部作の一つと勘違いして)読み始めました。
    確かに色々古いんだけれど、そんなこと関係なく面白い!!素晴らしいストーリーテリングや描写力。特に人物描写がすごい。どんな登場人物にも存在感がある。
    著者が訴えたかったことは、今も全く改善されてい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年07月04日

     スパイ小説であるが、アメリカ小説と異なりハッピーエンドでは終わらないので、これだけ小説として有名になったのであろう。ベルリンについて知らないと興味が半減すると思われる。

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    Posted by ブクログ 2011年12月23日

    ハデな銃撃戦とかじゃなく、リアリティのあるジメジメした感じの諜報活動がスパイ小説としては新鮮なんじゃないか。
    何回ひっくり返すんだってぐらいどんでん返しがあって、淡々と進むストーリーながら退屈しなかった。ただ突っ込むなら寒い国から帰ってねぇだろと。

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    Posted by ブクログ 2023年08月13日

    アマプラで“ナイトマネージャ”を見終えて、手元にあったこの小説を読み始めた。
    流石・・スパイ小説の古典、金字塔である。
    冷戦当時のリアリティと60年代を思わせる「歴史の進行、弁証法の必然性」といった表現等に時代を感じる。全体を覆う暗いトーンは新たな流行だったのだろうか。
    査問会以降は最後まで一気読み...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月14日

    ジョン・ル・カレを読まずして旅立つことはできないのだよ諸君

    ただ、ひとつだけ告白しておこう
    ずっとジョン・カレ・ルだと思っていたよ
    バーモントか!

    はい、スパイ小説の教科書と言っても過言ではない『寒い国から帰ってきたスパイ』です
    1961年刊行でイギリスとアメリカの最優秀ミステリー賞を同時受賞し...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月15日

    MI6出身の著者によるハードボイルドなスパイ小説。やはりスパイものは冷戦の頃が一番おもしろい。

    実際に存在した高位の役職に着いた二重スパイをモデルにしたのだろうか。

    東ドイツ側のスパイハンターであるムントを失脚させるためのミッションにアサインされたMI6リーマスは東ドイツ側に寝返ったフリをして潜...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月31日

    諜報活動は人の騙し合いである。真相を幾重にも隠していく、その先には彼らの尊厳をむしり取られていく裏切りや懲罰が潜んでいる。国家という組織はいつしか利権や体裁を優先する組織となり人に命を瑣末に扱うゲームに興じているのではないか。一人ひとりの献身がチェスの駒のように扱う人々もまた駒となっていることに気付...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年01月12日

    おもしろいのだけどなんだろ、いうほどめいさくなのだろうか。著者はそこまで称賛されるべき書き手なのだろうか。
    リーマスが身を持ち崩す(ように装う)様子などそこまで克明に詳しく描く?もっと短く済ませられないもの?尋問の内容などもそこまで詳しく描く?断片的に済ませられないもの?後半の裁判のシーンなどはスリ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年05月29日

    スパイ小説の古典、面白かった!!

    アクション劇はほぼ皆無で、

    尋問描写と
    三人称で人物の所作とインサイトの描写を中心に
    進行していくので、淡々とした進行に映るのだが、

    寒い国へステージを移して以降の、
    たたみ掛け方が凄まじく、
    攻守の激しい移ろい、綯い交ぜとなる真実に辿る複数の筋、
    が 「こ...続きを読む

    0

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