武田家滅亡

武田家滅亡

968円 (税込)

4pt

信玄亡きあと屈指の大国を受け継いだ武田勝頼は、内憂外患を抱えていた。近隣諸国からの脅威に加え、財政逼迫や家臣との対立も勝頼の孤立を深めてゆく。こうした状況のもと、同盟国・北条家から嫁いだ桂姫は、勝頼の苦悩に触れて武田・北条両家の絆たらんとするが……。信玄をも上回る武人の才に恵まれながら悲劇の主人公となった勝頼の後半生を、歴史小説界に現れた破格の才能が活写する本格歴史長編。

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武田家滅亡 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2018年07月06日

    「武田家滅亡」(伊東 潤)を読んだ。
    『絶対に泣くもんか!』
    そう思っていたのに、両頬を伝うこのしょっぱい水はなんだよ。
    伊東潤氏にしてやられたなぁ。
    歴史が変わるわけではないのだが、『もしもあの時・・・だったら』そう思わずにいられない哀しい物語。
    見事な書きっぷりに脱帽です。

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    Posted by ブクログ 2015年02月02日

    主な視点人物は、北条家から武田家に嫁いだ桂と、彼女を迎えた武田勝頼ということになるのだが、本作は“群像ドラマ”の体裁だ。“派閥”のようなものが形成されて纏まらない武田家中の人々から地侍に至るまで、多くの人々が登場し、それぞれの「武田家滅亡」が、勝頼・桂夫妻の運命に収斂して行く…

    「上の立場」の物語...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年08月15日

     信玄亡き後の甲州武田家の棟梁となった勝頼だが、長篠で信長と家康の連合軍に破れたことにより、勢力が弱まる。しかしそれだけが原因で武田家は滅亡へとむかったわけではない。

     長篠後の武田家は増大する信長の勢力に対抗するために、南関東を支配する北条家から桂姫を輿入れさせ、同盟を結ぼうとする。


     嫁入...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月02日

    素晴らしい。武田家滅亡を武田勝頼を中心にして、ここまで仕上げたのは見事としか言いようがない。
    偉大なる父武田信玄をもち、本来継ぐはずてなかった武田家を率いる事になった勝頼の苦悩、裏切り、愛情が心に染み入ります。
    最後に、あそこまで家臣に裏切られてしまった勝頼の悲劇を思わずにはいれません。

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    Posted by ブクログ 2018年05月07日

    桂の苦悩が……勝頼の苦悩が……その他多くの登場人物たちが、本当に胸を苦しくする。勢いを失ったものの哀しみ、最期まで従う忠義。
    人間の感情が詰まった、一冊である。

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    Posted by ブクログ 2014年12月19日

    勝頼の奥さんが輿入れしてから武田家滅亡までの5年間?の話。600ページくらいあって、こんなに話あるのかな?と思いながら読んでいたが、北条、上杉、徳川との駆け引き、高天神の話、物語を彩る魅力的な登場人物、武田家を見限る家臣たち、そして滅亡へ…と話がてんこ盛りであり、読み応えあり!
    勝頼の奥さんを見てい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年07月17日

    長篠の戦の後から武田家滅亡までの話。偉大な先代を父に持つ勝頼の、出生から持ち続けた苦悩と、陣代として武田家をまとめきれない心痛が描かれている。

    おかげで戦バカ的な印象しかなかった勝頼像だったのが変わってきた。

    また、勝頼の周りにいる正室や重臣たちだけでなく、下級武士たちの武田家に対する想い・感情...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年09月07日

    すごい面白かった!武田詳しくないんですが、真田太平記を思い出したり、天地人を思い出したり(笑)しながら前後関係の把握してました。




    しかし桂の勝頼への気持ちは男女の恋愛じゃダメだったのかしら?
    そもそもその辺の桂の心の遷移が共感できなくてそこだけはイマイチかな〜…

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    Posted by ブクログ 2012年02月02日

    はたして信玄に比して勝頼は無能か?
    世の評価に疑問を感じている方は必読。
    無能ではなく、苦衷する勝頼、今まで読んだ勝頼伝の中では最も面白く、客観的な勝頼評のように感じられました。

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    Posted by ブクログ 2018年11月22日

    長篠合戦後から武田家滅亡まで物語。
    「武田勝頼」、その妻「桂姫」。
    武田家家臣、長坂釣閑。
    「小宮山内膳佑友晴」。
    辻弥兵衛。
    武田家国衆片切監物・「宮下帯刀」。
     信玄亡きあと大国を受け継いだ武田勝頼は、内憂外患を抱えていた。
    近隣諸国からの脅威に加え、財政逼迫や家臣との対立も勝頼の孤立を深めてゆ...続きを読む

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