マルクス・アウレリウス「自省録」

マルクス・アウレリウス「自省録」

2世紀後半ローマ皇帝となったマルクス・アウレリウスはまたストア派の哲学者でもあった。万有は神的理性(ロゴス)に統率されるという合理的存在論に与する精神構造を持つ一方で、文章全体に漂う硬質の無常観はどこから来るのか。自身の心に向かって思念し、心内の軋み・分裂・矛盾をごまかすことなく真摯に生きた哲人皇帝の魂の声。碩学による待望の新訳。(講談社学術文庫)

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マルクス・アウレリウス「自省録」 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    五賢帝時代の最後の哲学皇帝、マルクス・アウレリウスが日記帳のようなものに書き綴った内省の書。
    2000年が経った今も哲学書の最高峰として燦然と輝いているのには驚きですが、久々に再読。

    私自身も内省する事が多く、周りに振り回されない性質だと思っていたのにここ最近はどうも自我を見失っている気がしてなり

    0
    2023年09月10日

    Posted by ブクログ

    何かの本で必読となっていたので読んでみた。ローマ皇帝だったマルクスが自分の思いや考えを端的な言葉で綴っていた。集中して読まないとなかなか理解しにくいけれど、いくつか覚えておきたいことばとか考え方が出てきて、ためになった。一回読んだだけだと消化しきれなかったので、またいつかじっくりと読み直したい。

    0
    2021年07月27日

    Posted by ブクログ

    近代理性にとっての聖書。後半が繰り返しになってしまっているのが点を下げた原因だが、一日一章読みながら、血肉としていきたい作品である。箴言集。

    0
    2019年04月16日

    Posted by ブクログ

    ストア哲学の結晶とも言える著作。
    著者はローマ皇帝。その義務の合間の、僅かな余暇を割いて、彼が本来求めていた哲学に立ち戻り、思索を書き綴ったもので、自分自身に宛てて書いたものである。
    彼の義務と天性の齟齬を痛ましい程に実感しながらも、なお、人間として与えられた義務を果たす為に自ら叱咤し、励ます筆致は

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ローマ皇帝でありながら、生涯を通じて哲学的思索を探求し続けたマルクス・アウレリウスの書。
    彼の生きた時代はストア哲学が大いに流行った時代でもあったそうなので、彼の思想的スタンスもストア哲学そのものです。

    あとがきにもありますが、彼が皇帝を務めた時代もローマ帝国は動乱の中にあって、彼自身も外敵との戦

    0
    2024年02月23日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「テルマエ・ロマエ」にも出てくるマルクス・アウレリウスの本だから、という甚だ不純な動機で読んでみましたが、まー難解。久々に、高校1年の時に受けた哲学の授業を思い出した。そういや、当時も何を言ってんだか全然わからんかったなー。

    でも、全12巻(普通の本でいう「章」みたいなもの)のうち、最初の第1巻は

    0
    2012年05月08日

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