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Posted by ブクログ
あるクリスマス・イヴの日を境に「隣人愛」という言葉は消えた。
サイコパスの殺人鬼が起こす事件というのではなく、ごく普通に
生活している人々がアタッシュケース(大きな力)を受け取ることにより、
悪魔の心宿す。
ヒロイン(主人公)の葉子の強さに 圧巻されました。
マラソンという競技自体、精神的な部分が大きいスポーツだとは
思いますが、肉体を超えて、精神だけで走るというのは
いささか、無理難題に思えます。
彼女もその力を一度は得た人物ですが、何の迷いもなく
警察に届け出ます。
その後の展開は葉子の精神力が事件とも深く関わっています。
というか、アタッシュケースをクリスマス・プレゼントとして
配った、愉快犯とでもいいましょうか・・
かなり、葉子に執着してて、正直理解不能です。(笑)
ヒロインが魅力的だなぁというのが印象深いのと
その他にも力を得た人物が多数出てきますが、
戦争を経験し、日本に帰国後、妻と細々と暮らしていたが
妻を失って一人暮らしをしていたおじいさんのエピソードが
良かったと思います。
今の日本と、昔国のために死んでいった若者達、何が良くて
何がいいのかわからないけど、このおじいさんのように
思うご老人の方々もきっと現実にいることでしょう。
話としては、スピード感もあり、共感できる部分もあり
面白かったです。いいお話でした。
Posted by ブクログ
この世はというかここ日本では
今のところ金さえあれば何でも買える、
そう…こんなものもな!
銭ゲバ大好き43zoomです。
原作も大好きですがドラマ化されたときに松ケンが
「お前たち金持ちはこういうのが好きなんだよなあ?」
とつぶやくところが大変につぼで
うん!わかるわかる!と心震えた次第。
それはさておき運命のいたずらか
無作為的に(実は作為的に)複数人に届けられたアタッシュケース。
付記された手紙によると半径50mは木っ端微塵にする
爆弾が入っているとのこと。
リストラされ家族には無視される中年、
第2次大戦で友人たちを全員亡くし生き残ってしまった老人、
恋人もなく職場でバカにされる30代フリーター、
ダメンズにばかりひっかかるシングルマザーSM嬢、
オリンピック選考で1位を獲ったものの
悪天候だったため再選考で落ちた元マラソンランナーなどなど
爆弾を手に入れた人物の共通点はズバリ!『不幸』!
ほぼ全員が手紙を信用しなかったが
そのうちの1つが偶然爆発したことがニュースで流れ
本物であると知ったときに市井の一般人はどうするのか。
警察に届けるかそれとも…という作品。
まあそれとも…部分がないと小説にならないのだけど
個人的には犯人が葉子に固執することなく
「マジ一般人怖いっすよねwwwwww」くらいの
殺人ゲームを楽しむお気楽犯だともっと良かった。
結局葉子のこと好きなんやんか!この40代が!
後、葉子の「わたしの努力はきょうも報われなかった」
と割と冒頭で出てくるこの心情が重すぎるんだぜ。
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