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ゆっくりとした時間に癒された
普段、恋愛小説っぽいストーリーは読まないんだけど、齷齪した毎日から逃避したかった気持ちの表れかな?
珍しく選んだ感じの本でした。
技巧に凝りに凝った難解な表現とかではなく、普段の生活の一部を綴りながら様々な人間模様をゆっくり紐解いているような印象の読みやすいストーリーでした。
ほのほの感が心地好いので、日々、忙しくしている人が癒しを求めて読むにはもってこい!な感じです。(でも1日で続編まで一気に読んじゃいましたケド)
また、時計屋さんが最高に癒しです。実在していたら是非ともお会いしたいです
私はこの物語とっても好きです。
幸せ感を味わいたい人にはオススメします。
Posted by ブクログ
意味深なタイトルに惹かれたのですが、これは偶然の産物だったのですね。
昔ながらの商店街。
以前は活気があったであろう場所って、どこか寂しげに感じますが、登場人物たちも何かしら過去を引きずっていて。
全体的に物悲しさを感じるストーリー。
連作短編集なので、とても読みやすいです。
それぞれ「思い出」に囚われていたり、傷ついている人たち。
ひとつひとつ解決していって、それに伴い少しずつ主人公の明里ちゃんと時計屋さんが変化していくのがいいなと。
途中さらっと爆弾発言というか、予想外の展開があり驚きましたが。
無事に解決されてよかったです。
過去は変えられないけど、思い出は修理できるのかもしれないですね。
Posted by ブクログ
心温まる連作短編集。ノスタルジックな舞台の中で、少し不思議なアクシデントに巻き込まれながら、主人公の過去が修復されていく。過去の辛い思い出が修復され、前向きに捉えられるようになったら、巡り合った人と共に新しい時を刻んでいく。
物語の設定条件(仕事も恋にも疲れた三十路女性がフラりと衰退した商店街に移住する)からして、何となく気だるいような、眠たげな雰囲気でスタートした小説だったが、読み進めるにしたがって、次第に眠りから覚醒するように、商店街と主人公の過去を知りたくて、ページをめくる手が止まらなくなった。最初は灰色・黒色だった物語も、茜色、水色と変化して、最後は虹色に見えている。読者の心象を操作する景色の描写仕掛けもニクい。
舞台となる商店街も、時代に取り残されて見向きもされないような衰退ぶりであるが、住民たちの優しさに溢れ、思い出が次世代に引き継がれてヒッソリと輝き続けている。私たちも同じで、たとえ地味な人生であっても1人1人が素敵なエピソードを持っていて、本人が気づいていないだけなのかも知れない。ありふれた日常の中で、一緒に向き合って修復の手助けをしてくれる人やキッカケを見つけていきたい。
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小説・文芸
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