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Posted by ブクログ
「青春」とは、人生における若く活力に満ちた時代、主に青年時代を指す言葉らしい。
どうしてこれほどまでに「青春」に惹かれるのだろう。
決してつまらない学生時代を送っていたわけではないのに。それなりに謳歌できていたと思うけど、ずっとずっと味わっていたい、浸っていたいと思ってしまう。たとえしれが甘酸っぱくあったとしても。
青春ものに登場するのは、なぜか決まってさえない人である。それがある1つのことをきっかけに、ちょっとだけ輝く時期がやってくる。この「ちょっと」というところがいい。
宏伸もまたあるカメラと出会いうことで、ちょっとだけど輝くけるようになる。
もちろん、その後も光り続けているかは分からないけれど、確実に今までよりも一歩前に進めているはず。そんなきっかけを与えてくれるのが多分「青春」なんだと思う。
そして、きっと自分は、自分を変えてくるきっかけに、人物に出会ることに飢えているから、憧れているから、青春の物語をずっと求めてしまうのだろうな。
壮年だって、老年になったって好きなことを追い続けていたい。そんな人たいの青春は何て呼ぶのだろう。「壮春」「老春」、それとも「白春」???
Posted by ブクログ
友人から薦められて読んでみた。
誉田哲也さんは映像化されるような
たくさんの有名作品を書かれているのに
本を読まない私は全く知らなくて
教えてくれた友人に感謝した。
冒頭の書き出しからすぐ
物語の世界に引き込まれた作品。
学生時代のモヤモヤした気持ちや
やり遂げる感動と楽しさが文字だけで伝わる作品。
登場人物も魅力的で、
周りにいたらどれだけ楽しいかと
主人公を羨ましく思ってしまった。
いつも中途半端になる私が
最後まで読み切り
みんなで作り上げる1作品に
一緒になって喜び大人になってから再確認する
学生時代の心の純粋さと懐かしさを感じた。
何かをやり遂げたくなる素敵な作品。
Posted by ブクログ
作家の名前だけで購入したのだが、武士道シリーズをもっと青春よりの小説にした本で面白かった。ギネスとなった実話を元にした本とか。
親友が引越して一人になった弱虫の主人公の宏伸。リサイクル店を経営する祖父。変人で一ヶ月も世界を放浪し行方不明になるが、孫娘の従姉妹が店番をし、そこに宏伸は入り浸る。この孫娘が美人だが、ガサツでいちいち面白い。このリサイクル店に持ち込まれた特殊なカメラに引き込まれる写真部の裕伸。勝ち気な写真部の女性部長に引きずられて、このカメラの改良版で卒業記念の写真を撮るための実行委員長に祭り上げられる。
同級生への淡い恋愛感情が芽生えたり、従姉妹の結婚話しがあったり、楽しい内容だった。
Posted by ブクログ
ちょっとヘタレな中学生が世界でいちばん長い写真を撮ることで成長していく物語。
ひょんなことからパノラマカメラを使うことができた主人公はその魅力に取り憑かれていく。そのカメラの作者との出会いが、ヘタレの主人公をカッコいい少年へと変えるきっかけとなる。
パノラマカメラを使って、皆が楽しみ、笑顔になるきっかけを作って全校生徒をまとめる役になることで、自信を持ち、絆を作り、周囲からも認められる存在になっていく。
破茶滅茶な従姉妹も要所要所で主人公の少年を助けてくれ、同級生で少年のことを鼓舞する少女、憧れのマドンナとの触れ合いなど青春の要素てんこ盛り。
サクッと読めて、面白かった。
Posted by ブクログ
姫川シリーズなどのエグい内容の作品が多いイメージの誉田哲也だが、本作はエグくない方の誉田哲也。爽やかな青春小説だ。
タイトルに惹かれた。世界でいちばん長い写真⋯なんじゃそりゃ? 実話を元にしていると後で知って驚いた。世界一長い写真を撮れるカメラに出会ったことで、主人公の青春が輝き始める。一人称の語り口がライトでスラスラ読み易く、終始楽しく読めた。
自分って何者? はっきりと言葉にしていたわけではないけれど、誰しもが抱えたことのある(もしくは今も現在進行系で抱えている)悩みだろう。本作の主人公も、そんな悩みに気づいていないながら、のっぺりと日々を過ごしていたが、物語が進んでいく内にどんどん変わっていく。悩める心に寄り添ってくれるような温かい物語に感動した。
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