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Posted by ブクログ 2012年11月08日
経済学の観点から、国際為替相場における円高の問題と日本経済の立て直しについて語った本。新書にあるまじき重厚な内容で、原因と結果を混同しがちな経済と円高の関係性について俯瞰的に理解できた。
実質為替レートで言えば、円高はさほど進んでいないようにも見える。ただしそれは分母である物価上昇率が、デフレ化に...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年09月16日
早稲田大学経済学部の若田部正澄教授が円高のメカニズムを理解するための3冊のうちのひとつにあげているのが本書。円高の状況、その原因と弊害、政府・日銀の対応について、理論、歴史、データに基づいて、丁寧な分析を行っています。本書を十分に理解すれば日々の為替の動きや金融政策に対して、新聞の論説やエコノミス...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年05月25日
日本経済の長期にわたる停滞の要因は何か。このテーマで書かれた本はきわめて多いが、本書は経済理論の枠組みを踏まえるとともに、可能な限りデータの裏付けを取りながら議論を進めたきわめて手堅い本である。著者の筆遣いはきわめて慎重であり、ついつい結論を急ぎたくなるところも、一歩一歩に議論を進めてゆく。類書では...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年08月14日
為替変動は自然現象でなく人為的に(ある程度は)操作できるものであり、今の日本はそれを放棄していると強い主張で語る。
主に為替に関する多くの論点を並べ、それぞれにどういう根拠かあるか(または無いか)を丁寧に解説していて、短期的な為替の変動や目前のメリットデメリットに目を奪われないで考える知見が書かれて...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月16日
円高は人災であり、だから施策次第で克服できる、という本で、まさに今(ちょっと前?)のアベノミクスの手法を推奨している本。
実際に円はめちゃめちゃ安くなったからねえ。経済学には完全な門外漢なんで理論的に正しいかどうかはよくわからないし、あの円安株高は一過性のブームかもしれないんだけど、にしてもこれだけ...続きを読む
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