古寺巡礼

古寺巡礼

880円 (税込)

4pt

大正七年の五月、二十代の和辻は唐招提寺・薬師寺・法隆寺・中宮寺など奈良付近の寺々に遊んださい、飛鳥・奈良の古建築・古美術に相対し、その印象を若さと情熱をこめて書きとめた。鋭く繊細な直観、自由な想像力の飛翔、東西両文化にわたる該博な知識が一体となった、みごとな美の世界がここにはある。(解説 谷川徹三)

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古寺巡礼 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    言葉ですむなら言葉でいい。

    言葉であらわせない美を
    言葉で伝えようとすること、
    そして、
    その若い情熱が読み手にもたらすものについて。

    1

    Posted by ブクログ 2023年11月30日

    古寺巡礼
    著:和辻 哲郎
    紙版
    岩波文庫 青144-1

    大正7年著者が、友人と奈良付近の寺々をめぐった印象記とある

    ギリシャ⇒インド⇒西域⇒中国⇒日本 を貫く、美術、技法の伝達
    仏像をみてなまめかしい感触をもつなど、結構官能的、学術的にはちょっとはずしているのでは

    天武帝や光明皇后などの逸話、...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年11月14日

    本当に美しい日本語だと思う。
    和辻哲郎の感動のポイントを読んでいると、すぐに奈良に行きたくなる。
    うちからだと日帰りで十分いけるけれど、奈良ホテルに10日ほど泊まって奈良巡礼をしたくなってきた。

    0

    Posted by ブクログ 2014年08月03日

    小生の手元にあるのは、なんと!61刷!大正時代に著者が訪れた奈良付近の寺院巡礼記。筆致は今もなおみずみずしく読者に迫る。奈良に行きたくなる本。

    0

    Posted by ブクログ 2013年02月21日

    まあ日本人なら一般知識として読んでおかないとイケナイ本。でないと梅原猛センセの隠された十字架が解からないと思います。

    0

    Posted by ブクログ 2012年12月03日

    和辻哲郎が若い頃に奈良の寺院を訪れた際の印象記。記載内容が現在の研究にそぐわない箇所もあるが、それを補ってあまりあるものになっている。同様の本に亀井勝一郎の大和古寺風物誌があるが、亀井は、仏像を仏として見ているが、和辻は美術品として見ている。同じ仏像を見ているはずなのだが、二人の興味はまるで違う。こ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年01月25日

    【仏像鑑賞におススメしたい本5選 番外編①】1979年に出版され、当時仏像ブームを引き起こしたらしい。私も現代っ子なので、そもそも読むのが難しく、かつ、好き放題語っている(笑)印象だけれど、著者も言っているように、若さも感じられる仏像鑑賞の金字塔。そのため、仏像鑑賞していると必ずどこかで引用されて登...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年04月29日

    若き日の和辻哲郎が、奈良の古寺をめぐった際の印象を書き留めたエッセイ。宗教的関心ではなく、美的関心に基づく感想がつづられている。

    本書の出版から28年後に書かれた「改版序」で、和辻は本書に認められる若々しい情熱を「はずかしく感ずる気持ちの昂じてくるのを経験した」と述べている。彼はまた、若き日の「美...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2011年01月08日

    洋の美術史の基礎知識が無いと読んでいてつらいものがある。仏像や菩薩を観て美しいと感じることを契機に仏教の成り立ちや教義に興味を抱くことも充分にあり得るでしょう。私もそのような感性と知的好奇心を持ちたいです。

    0

    Posted by ブクログ 2010年06月02日

    浦野所有。

    文化財マニアにとってバイブルになっている名著。ですが、私は主に建築文化財と民俗文化財に興味があるので、仏像に主眼が置かれている本書は、それほどのめり込むことはなかったです。

    建築好きからすれば、唐招提寺と法隆寺のくだりはいいですね。和辻哲郎が境内に入った瞬間に感じ取った空気や、目の前...続きを読む

    0

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