無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2015年07月20日
[非熱狂の道標]時代とともに変化する性質とともに発展してきた戦争に関する倫理や思想。その流れを踏まえた上で、21世紀の国際社会が戦争について考えるために土台とすべき共通見解は何かを紡いだ一冊です。著者は、生命・環境等の倫理学を専門とし、ヘーゲルに関する研究で和辻哲郎賞も受賞されている加藤尚武。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年10月27日
[ 内容 ]
九・一一以後、世界は戦争に向かって地滑りを起こしているのかもしれない。
こうした状況にあって、ともすると人は、戦争が生み出す悲惨な現実に慣れてしまい、正気を失ってしまう。
まやかしの議論に乗せられないためには、戦争に関する最低限の議論を知っておかなくてはならない。
本書は、そうした重要...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年12月22日
戦争をテーマに倫理学の立場からの考察をおこなっている本です。
新書なので分量的にやや厳しい制約がありますが、いちおう国家主権の絶対性という思想の来歴を紹介し、ロックからカント、ヘーゲルと、近代の思想家たちの戦争論を踏まえて議論が展開されています。また後半では、東京裁判におけるパル判決書や憲法9条な...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年07月03日
戦争は無い方がいいですか?との問いに、あなたはどう答えるだろうか?「人がたくさん死ぬから無い方が良いに決まってる!!」と答えたあなた。では「目の前で誘拐されそうな友人を、実力で救い出してはいけないと思いますか?」との問いにはどう答えますか?
戦争に関する既存の「まやかし」の議論に惑わされずに議論す...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年10月31日
倫理学者が戦争と倫理について語る15章。過去に書いた小文をまとめて出版したものらしく,全体のまとまりには欠ける。
基本的に反戦の立場から,9.11後の米国の対テロ戦争や,小林よしのりの『戦争論』を批判している。
反戦といっても現実を見ていない理想主義的なものではなく,戦争を有効に終結させる平和...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
9・11以後の対イラク攻撃を起点にして、戦争の是非について論理的考察を行ったもの。
といっても「戦争は是が非か」という実にナイーブな問題を扱うので、著者の意見よりも、作者の倫理的観点に合う他著作の引用の寄せ集めの感がいなめない。
それでもまあ、「戦争はなぜいけないの?」「戦争をしていいの?」どちらに...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。