脳死・クローン・遺伝子治療

脳死・クローン・遺伝子治療

640円 (税込)

3pt

3.9

バイオエシックス(生命倫理学)とは、1970年代以降、生命科学のめざましい発達に伴って生まれた新しい学問である。医療技術について、その安全性や許容基準を判断することを目的に、欧米圏を中心にして成立した。 従来のバイオエシックスの原則は、「成人で判断能力のある者は、自分の身体と生命の質について、他人に危害を加えないかぎり、自己決定の権利を持つ」ということであった。

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脳死・クローン・遺伝子治療 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    タイトルになっている脳死・クローン・遺伝子治療について、生命倫理学の基本的な考え方を解説している本です。

    具体的な問題から倫理学的な原則がどのように抽出されるのかを手際よく説明しており、「バイオエシックスの練習問題」というサブタイトルが示すように、読者にとって啓発的な内容になっているように思います

    0
    2016年05月28日

    Posted by ブクログ

    うろ覚えのレビュー。

    臓器移植・遺伝子治療・クローンが医療技術の進歩により可能になりつつある中で、それぞれの医療行為が倫理的に許容されうるか議論している内容。

    これらの医療行為の問題点として挙げられるのが
    ・医療を受ける決定を行うのが患者本人で無いことがある(障害を持つと診断された胎児 etc.

    0
    2010年12月05日

    Posted by ブクログ

    倫理的な議論をするときに、個人の好悪なのか、倫理的な観点なのか、法律的な観点から話をしているのかきちんと区別をしておかないと議論がまとまらないことがわかった.特に脳死の話.

    0
    2012年06月26日

    Posted by ブクログ

    11/07/14。
    バイオエシックスは、自由主義思想の延長にある。しかしそれでも問題を抱えている。さてどう解決すべきか?という問題。

    0
    2011年07月30日

    Posted by ブクログ

    フォトリーディング& 高速リーディング。性転換についての意見に納得。実に論理的かつ聖書的。速読しないなら積ん読になっていた本。医療を倫理面から論じた書。

    0
    2011年02月01日

    Posted by ブクログ

    タイトルのとおり、脳死とクローンについてコンパクトに書かれてあっていい本です。遺伝子治療は独立した章ではなく、脳死との関連で書かれているのが中心だと思います。特に、クローンについて反対意見が簡潔にまとめてあって勉強になりました。根拠をもってクローンに反対するのは至難の業です。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    生命倫理学の基礎として、医学者以外の立場で整理したものとして貴重である。
    医療については、医者が専門家なのだから、医者が決めるという傾向が強かった。
    自己決定権の大切さを提起している。患者の権利の章もある。
    本書は、一つの立場であるので、医者、看護婦の医療従事者の視点での情報も合わせて読むとよ

    0
    2011年10月03日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    [ 内容 ]
    「成人で判断能力のある者は、自分の身体と生命の質について、他人に危険を加えないかぎり、自己決定の権利を持つ」というのが、従来のバイオエシックス(生命倫理学)の原則であった。
    しかし、私の遺体についての決定権を持つのは私なのか家族なのか?
    クローン人間の製造はなぜ規制されなければならない

    0
    2011年04月20日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    生命倫理学におけるひと通りの議論は網羅できた。主張内容そのものに同意できるというのではなく、議論の叩き台として適切だったように思う。

    最終的には自然主義的帰結になり、またそこに至る過程も腑に落ちない流れであったように思う。

    0
    2011年02月26日

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