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今日のように社会構造が根底から揺らいでいる時代には、各自が固有の判断のもとに動くほかない。そのためには、オリジナルなスタイルをもつことが大切である。「できる人」はどのように〈技〉を磨き、上達の秘訣を掴んだのだろうか。スポーツや文学、経営など様々なジャンルの達人たちの〈技〉や、歴史の上で独特な役割を果たした人々の工夫のプロセスを詳細にたどり、新しい時代に求められる〈三つの力〉を提案する。
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Posted by ブクログ
残念ですが、タイトルが内容に完全に負けてます。徒然草や世阿弥、スポーツ選手から村上春樹まで、領域横断的に、熟達化と教育について理論を深めていく、素晴らしい内容で、大変学びになりました!
上達というのが普遍的であることは前から薄々とは感じていましたが、自分の「型」「スタイル」を作り上げるというところまでは思い至らなかったですね。でも言われてみれば、形から入るか否かの違いだけで「生き様」って人それぞれを形作る重要な要素ですね。
この本はどの道であれ、その道の達人たちから共通した上達法のエキスを抽出して開示してくれる有用な本である。その基本的要素は先に挙げた『子どもに伝えたい<三つの力>』に出ていた要約・質問力、段取り力、まねる盗む力である。とくに古典として親しまれている『徒然草』を兼好法師の上達論として読むべきだという氏の...続きを読む提言は傾聴に値する。いつか、そうした眼でこの書を読んでみよう。
齋藤孝氏の専門は教育学、身体論、コミュニケーション技法ですが、教育の根底にあるのはあこがれの伝染であるという考え方に共感します。氏の著書の「教育力」はとても示唆に富んだ本でお薦めです。 古い研究メモを見ていたら、この本のことが書かれていたので、古い本ですが、読んでみました。さまざまなもの(本や他者の...続きを読む行き方、言動など)を上達論のテキストとして見、上達の普遍的な理論を引き出す、そして上達論的な観点を日常のさまざまな活動の中で習慣化し、「技化」することが大事であると説いています。知識として知っていても「技」になっていないと使えない意味がない、教育の肝だと思います。上達論としての徒然草の解説もおもしろいです。YN
できる人。。。ちょっと引っかかるが、 著者の言葉から、 実は私達一人ひとりすべてにあるそもそもの能力を使っている人と分かる。 その自分なりの能力を使うポイントは3つの力~「まねる→盗む」 「段取る」 「コメントする」 力 ●まねる力 守破離ということを融合した"盗む"とい...続きを読むうこと。 何でも教えてもらってそのままではなく じっと観察して、自分で理解して、やってみるという 自分なりのやり方をモデルしながら作り出すこと。 ●段取り力 で、盗んでつくった自分なりのやり方を、 自分のフィールドに持ち込んで、実際にやる。 自分でやること。 ●コメント力 捨てるものと取り出すものを切り分ける力。重みづけをすること。 説明ではなく、伝えたいことを伝えること。 ある意味で、捨てる力とも言えるのかもしれない。 ↑ 余談ですが、 取り出すのか?捨てるのか?そのON/OFFはそのどちらでもその一方を表現することであるから(OFFにすることでONを際立たせるということ)、自分のやりやすいほうからやってみればよいのだろうと思う。 とある。 つまりは、自分と自分の周りの環境をいかに融合していくのか? その融合のうまさ、「すり合わせ力」のある人ができる人ということだ。 また、よく聞くけれど、、、それって・・・・???というようなまことしやかに広がっているたとえば、成功の法則などを、分かりやすく著者のミカタで書かれていて、リフレーミングが起きて元気が湧く。 たとえば。。。 スポーツばかりしていると脳みそが筋肉になる・・・なんて効いたことがないだろうか? ○頭の良さは、言語による説明能力といった学校のデキだけではなく、 長島茂雄のような感覚・認識能力の両方があって、 「どのような場におかれても自分が上達する道筋が見えること」 そう、私達は生きるために学んでいるのだからストレートに納得する。 また、こんなミカタもある。 ○元来子守勝ちであったり、こもるのが好きな人間が、ある目的のために意識的に「こもる」という動きをわざとして認識して鍛え、活用するならば、これは<癖の技化>である など、そもそも考えると言う行為自体がこもるということでもあると思うわけである。引きこもりも悪くない! もう1つ。 金持ちになりたければ、金持ちと付き合え、などと聞くが、 ○シドニーオリンピックに出場した日本の水泳陣のトレーニングの1つに、ワイヤーで身体を引っ張るというものがあるそうで、これは、世界記録のタイムと同様のタイムを体感するためだという。 つまり、世界記録を自分の身体で感じ取ることによって、そのレベルの感触を身体に得させ、上達の手がかりを得るということ。また、それは世界記録の泳ぎが、おおよそどの程度のものかということを具体的に知ることによって、闇雲な不安を除去することになるわけである。 雲の上のようなものだと思っていると、そもそもそれを乗り越えることは非常に難しいもので、なりたい状態を知ることで、その差をしればそこに向かう一歩が始まるということである。 ・・・ とまぁ。。。読み進めるごとに、 私たちの日常に、自分の能力を上達させるミカタがあることに気づき、元気が湧いてくる一冊である。
一芸に秀でた人は上達の方法を熟知しているため、他のことに取り組んでも、なんでも一定の水準以上に上達できるという。スポーツ、映画、文芸など、様々なジャンルの古今東西の一流の人を例に出し、何事にも共通する「上達のコツ」を説く。特に第一章の「子どもに伝える〈三つの力〉」が、全体のまとめ部分に当たり、非常に...続きを読む面白かった。
斎藤先生が、まねる力、段取り力、コメント力という3つの力を中心に、「技化」、「スタイル」、「上達力」といったキーワードを追いながら、上達の秘訣を探るもの。スポーツ、棟方志功、徒然草から、デルスー・ウザーラ、アラーキー、ビョーク、村上春樹とめくるめく展開で、大変面白い。ロングセラーである理由がわかりま...続きを読むす。
以前に齋藤孝の「就職力」を読んで彼のファンになったのに加えて、ゼミの教授に薦めてきたのがきっかけで本書を読み始めた。 この本の良いところは、世間で蔓延っているノウハウ本とは違い、上達に共通する論理を斎藤節で滔々と表現している点だろう。この手の本はビジネスマン向けに書かれていることも多く、学生には...続きを読むとっつきにくいこともある。しかし、この本は上達の論理を普遍化することを目指しており、学生にも読みやすい。また、新書という性質上、同じことが似たような例で何度も繰り返されてしつこく感じる人もいるかもしれない。しかし、徒然草の吉田兼好を上達論の師としてとりあげるなど、教養がつくように工夫もされている。
『上達の普遍的な論理』の基礎的な三つの力を挙げ、その説明がなされている。またその三つの力を活かしながら自分にあったスタイルを探し、自分のスタイルへ統合していくための先人達の例が幾つか挙げられている。個人的にスポーツの例には分かりにくいものもあったが、普段から自分が無意識に実践できていること、共感でき...続きを読むることがたくさんあり、時々読み返しながら自分のスタイルを築いていきたいと思った。
[ 内容 ] 今日のように社会構造が根底から揺らいでいる時代には、各自が固有の判断のもとに動くほかない。 そのためには、オリジナルなスタイルをもつことが大切である。 「できる人」はどのように“技”を磨き、上達の秘訣を掴んだのだろうか。 スポーツや文学、経営など様々なジャンルの達人たちの“技”や、歴史...続きを読むの上で独特な役割を果たした人々の工夫のプロセスを詳細にたどり、新しい時代に求められる“三つの力”を提案する。 [ 目次 ] 第1章 子どもに伝える“三つの力” 第2章 スポーツが脳をきたえる 第3章 “あこがれ”にあこがれる 第4章 『徒然草』は上達論の基本書である 第5章 身体感覚を“技化する” 第6章 村上春樹のスタイルづくり [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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