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多くの人が日々生きていく中で癒えない傷を抱えている。そんな彼らの心が少しでも軽くなるようにと願いを込めて結成されたあるクラブ。そのクラブを通して感受性豊かなティーンエイジャー達は仲間と共に喜び、哀しみ、傷つき、多くの事を知り、学んでいく……。日常を生きる中で確かに存在する傷にどう対処するか、繊細でありがならも、あたたかく、そして力強く描かれる、希望と再生の物語。
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Posted by ブクログ
『大勢の人がつらい想いをしていることを、ニュースや何かでずっと見聞きしてきた。でも、わたしには何もできないんだから、深く考えないようにしてきた。 知ることだけでもよかった、のかもしれない……知っておくということだけでも。』 この文中の言葉が、今ウクライナ侵攻の問題で心を痛める中、何もできずにモヤモ...続きを読むヤする自分の心情とリンクした。 今また多くの人に読んでもらう意味があるのではないかと思う。
傷ついた心に寄り添ってまかれる包帯。 てっきり探偵ものかと思っていたのに 心が知らず知らずに温かくなるそんな優しいお話でした。 2時間かかららずに一気読み。 みんなのその後のアウトラインが微妙にぼかされていたり妙に現実味を帯びていたりと 加減がよかったりも。 読後感も爽やかでした。 永遠の仔 の作...続きを読む者さんだったとは。やはり心に斬り込んで来る様が鋭い。
色々な意味で完璧な作品ではない。しかし、若者の苦しみ、哀しさ、焦り、自我の危うさが「眼」で見るように感じられた。掬い取られていた。外と心がつながっている感じが。
分厚くもなく、文字数も多く無いのに、伝えることはぎっしりのこの本。大変感動しました。映画も素晴らし方です。多くの方にお勧めします。人には時間がたっても言えない、癒えない傷があるのですよね。優しく包帯をまいてくれます。
自分が過去に負った傷や悲しみを認めてあげようっていうお話。 自分の中で本当は辛かったけど目をつぶってやり過ごしてきて蓄積してきたことを消化していかなきゃいけないんだなって思った。 この本の何が響くかって、不確定な加害者意識にとらわれる準主人公の存在だ。加害妄想に何度も何度もとらわれてしまうぼくは...続きを読むその気持がとってもとってもわかるのだ。全部自分のせいにして、自分が背負って、その代わりに自分を苦しめてしまいたい気持ち。 ある意味で、自意識過剰なのかもしれない。身勝手な気持ちなのかもしれない。客観的に彼をみることで、そんなことも思わされた。
気に入った。 他人の痛みに共感しようとする姿勢は、とても心地よく、温かく感じる。 他人の傷、その痛みを完全に理解はできないし、それが何になる?という問いは必ずあるのだけれど、まずは寄り添うことから全てが始まる、そんな気がする。
タイトルは前から知っていたが『傷を愛せるか』で触れられていて、興味を引かれて読んだ。人生の中で傷ついた経験をした場所に包帯を巻く活動をする「包帯クラブ」を結成した高校生たちの物語。もう20年近くも前の出版ですが、「傷」や「ケア」への関心が高まる中で改めて読まれるべき作品ですね。傷ついていたこと、そこ...続きを読むに傷があることを認めてもらうこと受け止めてもらうこと、たったそれだけのことが持つ意味は時に意外な程大きい、というか人に寄り添うケアの本質はそのたったそれだけのことしかできないということへの認識が重要なのかもしれない。 高校生当時を振り返る報告書、という体で語りが始まり、章と章の間に大人になった現在の登場人物たちからのアフターが断片的に語られつつ、過去と未来の両方から結末に近づいていく構成、小説でも映画でもまぁまぁ良くあるけど、だいたい好き。
Look at meを先によんでから、これ読んだ。Look at meはこれなくても十分おもしろい。
ワラたちが始めたのは、心の傷が生まれたところに包帯を巻く「包帯クラブ」。傷を傷として認め、そこに誰かが包帯=癒しを与えてくれることで、救われる人もいる。後年、どうやらそれは世界規模の活動に発展しているらしい。
前々から読みたいなと思っていた本。最初の感想は「中2病か」。 女子高生の主人公、他人が傷付いた場所に包帯を巻くことでその人の傷を少しでも癒そうと「包帯クラブ」を立ち上げる。新しい友人、中学からの友人。成長と共に変化していく人間関係を描く。 子供らにも読んで欲しいと思う。主人公の熱い思いに共感。な...続きを読むんかこういった「想い」はいくつになっても大切にしたいと思うし、一時的に社会からはじき出されても、この思いがあれば、長い人生楽しく暖かく生きていけると思う。
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