無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2018年10月14日
"靖国神社への参拝は、なぜ問題となるのかを整理する目的で本書を手にする。この本は、歴史家ではなく哲学者が論理的に伝えることに重きをおいたもの。
1.感情の問題
当時、戦死による悲哀を幸福に転化していく装置が靖国神社だった。
戦死者の追悼ではなく、顕彰こそが本質的な役割。
(追悼とは、...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年11月17日
現首相が参拝を積極的に肯定したせいもあり、最近も近隣諸国からの批判で盛り上がっている靖国問題。では、靖国問題の本質とはいったい何なのであるかを鋭く抉った良書です。靖国問題の解明や問題解決のための糸口を探っており、祀ることと軍国化との関連性や分祀が根本的に何も解決しないこと、そして新たな追悼施設が第二...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
今度の戦争で死んだ人々を悼むことは当然の感情だが、それを英霊化したり、なぜ死ぬことになったのかという原因を考えない追悼は危険だ。公の悼み方には違いがあってもいいのではないか。それに靖国は明治以来政府に反抗して死んだ人たちはまつっていないし、まつってほしくないと思っている人たちも勝手にまつっている。ま...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月23日
高橋哲哉(1956年~)氏は、東大教養学部卒、東大大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学、南山大学文学部専任講師、東大教養学部助教授、東大大学院総合文化研究科教授等を経て、東大名誉教授。専門は現象学、言語哲学、倫理学、政治哲学。
本書は、毎年太平洋戦争終戦の時季になると話題に上がる(特に、首相...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年10月05日
<目次>
はじめに
第1章 感情の問題-追悼と顕彰のあいだ
第2章 歴史認識の問題-戦争責任論の向うへ
第3章 宗教の問題-神社非宗教の陥穽
第4章 文化の問題-死者と生者のポリティクス
第5章 国立追悼施設の問題-問われるべきは何か
おわりに
<内容>
靖国問題(その存在と政治的問題な...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。