沖縄の米軍基地 「県外移設」を考える

沖縄の米軍基地 「県外移設」を考える

715円 (税込)

3pt

4.4

圧倒的多数が日米安保体制を容認する本土国民に対して、また“本土の平和・護憲運動”と“沖縄への基地封じ込め”の不幸な癒着関係に対して、著者はヤマトの知識人としてはじめて「県外移設」という論争的な問題提起を行う。2014年の沖縄県知事選と衆院選では、本土とは異なる沖縄県民の明確な民意が示され、米軍基地移設問題が争われるなか、「日本よ、在沖米軍基地を引き取れ!」と訴える沖縄の声にアクチュアルに応答した、画期的な論考。【目次】はじめに/第一章 在沖米軍基地の「県外移設」とは何か/第二章 米軍基地沖縄集中の歴史と構造/第三章 県外移設を拒む反戦平和運動/第四章 「県外移設」批判論への応答/終章 差別的政策を終わらせるために/あとがき

...続きを読む

沖縄の米軍基地 「県外移設」を考える のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年07月01日

    【「引き取り運動」のバイブル】
    2016年からFIRBOの活動に参加した評者にとって、本書は導きの書であり、バイブルである。「日本人よ!今こそ沖縄の基地を引き取れ」との沖縄の声に、「日本人は「本土」に米軍基地を引き取る」ことによって応答するべきことを宣言した書である。
    日米安保条約を約8割という圧倒...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年02月24日

    もともと基地引き取り論には賛同していなかったが、本書を読んで得心がいった。本土の日本人の「基地はどこにもいらない」論の加害性に気付かされた。

    0

    Posted by ブクログ 2015年07月11日

    「日本人の8割が日米安保条約を支持している以上、沖縄の米軍基地は本土で引き取るのが道理である。そうできないのは、差別の構造である」と著者は述べる。沖縄問題の本質を鋭く突く良書。

    0

    Posted by ブクログ 2015年07月27日

    沖縄の米軍基地問題を考えるときには、必ず読まなければいけない本かもしれない。
    いまの沖縄の状況は、本当に植民地だ。
    「本土」の人間は、この本にあるような視点をもって、基地問題を考えなければいけない。

    0

    Posted by ブクログ 2015年08月01日

    安保容認80%の現実の前に、県外移設を阻んでいるのは、そして沖縄を差別し続けているのは、アメリカや日本政府ではなく日本人そのもの、私達一人一人だという現実をきっちりと開陳している。
    護憲派も平和主義者や平和運動家にとっても、ブーメランのように自分に突き刺さってくる。
    「基地を自分で引き受ける」ことの...続きを読む

    0

沖縄の米軍基地 「県外移設」を考える の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

集英社新書 の最新刊

無料で読める 社会・政治

社会・政治 ランキング

高橋哲哉(哲学者) のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す