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本書は、若き日のヴェーユがロアンヌ女子高等中学(リセ)の最高学年哲学級でおこなった講義の記録である。「心理学」から始まり、「精神の発見」「社会学」「倫理学」などを通して、意識・感情・国家・身体などを考察するこの講義は独創的かつ自由奔放、そして何よりも生徒の人格を発展させようとする姿勢に貫かれている。
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Posted by ブクログ 2009年10月04日
シモーヌを若いころ読んで、女性って視点の幅が広いなと、それまでの私の中での男性社会の文学哲学を一掃した彼女。その中でもこれは特に好きです。
ヴェーユの著書ではなく、彼女の生徒の講義記録ノート。だからこそ、生きた彼女の人となりや素顔が見える気がする。
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シモーヌ・ヴェイユ
渡辺一民
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