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尖閣諸島問題、毒入りギョーザ事件、歴史教科書問題……。日中間では、ビジネス、文化交流を問わず、さまざまな局面で摩擦や衝突がよく起きる。
それはなぜだろうか? お互いのことを「誤解」しているからだろうか? だとすると、その誤解はどこから生まれたのだろうか?
加藤嘉一、26歳。北京大学に単身留学し、8年にわたって新聞・雑誌コラム、ブログを通じて、中国の人々への発信を続けてきた。今や、「中国で最も有名な日本人」と呼ばれるようになり、真の「日中関係の架け橋」としての活躍に大きな期待が寄せられている。
そんな彼が、自分の目で見て感じた中国の「今」とは、いったいどんなものだったのか? 中国の若者たちの現実、不安、そして日本観とは?
本書は、中国で出版され、若者を中心に大きな話題を呼んだ彼の代表作に大幅な加筆修正を施し、日本語版として刊行するものである。
日本凱旋デビュー作となる本書は、切れ味鋭い、洞察力にあふれた日中社会比較エッセイであるのと同時に、「結局、中国人は、心の中では何を考えているのか?」を知りたい人にとっても、すぐれた示唆に富む書となっている。
Posted by ブクログ 2011年10月05日
【96/150】この人すごい!若干26歳でと思ってしまうが、中国という環境がこの人をここまでさせたんだなと感じる。
この本はもともと中国語で出版されている。その日本語版。文章は若干稚拙?のような気がしないでもないが、何より志がすばらしい。
「中国で最も有名な日本人」という帯が本書についている。2...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月21日
今や「中国で最も有名な日本人」と呼ばれる筆者の日本語デビュー作です。洞察力ある筆致で論じる日中社会比較エッセイで「結局、中国人は、心の中では何を考えているのか?」という疑問へのヒントになると思います。
この本は今や『中国で一番有名な日本人』と呼ばれる筆者が初めて日本語で執筆した著作です。この本の...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年01月27日
この本を読んだのは、著者の加藤嘉一さんの公開インタビューが大学で行われたのを聴きにいったのがきっかけ。
そのまたきっかけが、NHK『爆問学問』に“中国で今最も有名な日本人”として紹介されているのを観たから。
でそのまたまたきっかけが、彼が知り合いの知り合いで、以前から話を伝え聞いていたから。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年11月02日
筆者は高校を卒業してすぐに中国へ渡り、北京大学に在籍しながら中国メディアでコメンテーターとして活躍している。本書では日中の歴史観の捉え方や政治の違いについても言及されている。本書で1番気になった問題提起は「日本は本当に自由なのか、中国は本当に不自由なのか」である。改めて考えてみると、日本には言論の自...続きを読む
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