熊の場所
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熊の場所

440円 (税込)
220円 (税込) 5月9日まで

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猫殺しの少年「まー君」と僕はいかにして特別な友情を築いたのか(『熊の場所』)。おんぼろチャリで駅周辺を徘徊(はいかい)する性格破綻(はたん)者はゴッサムシティのヒーローとは程遠かった(『バット男』)。ナイスバディの苦学生であるわたしが恋人哲也のためにやったこと(『ピコーン!』)。舞城パワー炸裂の超高純度短編小説集! (講談社文庫)

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熊の場所 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2012年05月30日

    書店でバイトしていた頃、年上の後輩に勧められて購入。
    正直、舞城は代表作とされる「阿修羅ガール」の時点でいまいちピンと来てなくて、この作品も1年近く積読状態にあったんだけど、読んでみたら、どの作品にも愛と暴力が溢れていて、良いじゃないですか!

    短編がいいのかな、舞城は?

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    Posted by ブクログ 2010年11月21日

    「熊の場所」「バット男」「ピコーン!」の3作品が載った短編集。抑圧と噴出があって、最後には何も残らないんだけど、ちょっとスッキリするような感じ。グロだけど。悲惨だけど。サクサク読めて面白かった。

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    Posted by ブクログ 2012年08月31日

    ピコーン!はもう何度読んだか分からないくらいですが、何度読んでも素晴らしすぎる。
    「クレッソワーントなのでございます」でガッチリ掴まれました。声に出して読むと分かりますが、文章のリズムが完璧なんです。
    アクセルガンガン吹かしたテンションで、読んでてちっとも飽きない。一見考えなしにまくしたてているよう...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月16日

    小川哲の「君のクイズ」に「熊の場所」が出てきたからどうしても読みたかった。サイコパス感強めだけど、恐怖を取り去るためにその場所に戻るという話はよくわかる。
    「バット男」も気持ち悪い話だったけど、チョー刺さった。薄気味悪い社会のシステムを傍観し続ける語り手に共感してしまう。
    「ピコーン!」は馬鹿馬鹿し...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年11月15日

    ぼく・わたしの未来が詰まった現在進行形ポップ純文学短篇集。
    舞城王太郎従来のアクの強さは満載ながら、とてもまとまりのよい短篇集。なので、「これは素晴らしいなぁ、舞城王太郎を人に薦めるならこの本からと言いたいな」と思っていた。そしたら最終話の「ピコーン!」でいやいやいやいや、これ人に薦めたら駄目だ、と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年08月23日

    【本の内容】
    猫殺しの少年「まー君」と僕はいかにして特別な友情を築いたのか(『熊の場所』)。

    おんぼろチャリで駅周辺を徘徊する性格破綻者はゴッサムシティのヒーローとは程遠かった(『バット男』)。

    ナイスバデイの苦学生であるわたしが恋人哲也のためにやったこと(『ピコーン!』)。

    舞城パワー炸裂の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年07月25日

    どれもそこそこ良かったけど「ピコーン!」の無意味な死を意味のある死に見立てるというアイデアは面白くてそれだけでなんだかメッセージ性があるよなぁと思いました

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    Posted by ブクログ 2013年05月22日

    時々思い出す熊の場所。
    「恐怖を消し去るには、その源の場所に、すぐに戻らねばならない。」ほんとそのとおり。

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    Posted by ブクログ 2012年08月07日

    物語の横糸として社会現象を織り込んで行くのがものすごくうまい。縦糸がしっかりしているから、単なる色物メタ小説で終わらない。本自体は薄くて読みやすいのに、とっても濃い読みごたえ。

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    Posted by ブクログ 2011年07月02日

    着眼点が流石にスゴイ。

    普通じゃない出来事に直面して、思わず「そこかよっ」って突っ込みたくなる感情を抱く博之だったり。

    まー君に殺されたい欲求を抱きつつも冷静な分析を行える沢チンだったり。

    説明のつきづらい感情を抱くそれぞれの主人公達なのに、何故か妙に自然にすっと受け入れられるのは、不思議な体...続きを読む

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