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ぼくらを襲った事件はテレビのニュースよりもっとずっとどうしようもなくひどかった――。ある日、学校で起きた陰惨な事件。ぼくの幼なじみ、ふみちゃんはショックのあまり心を閉ざし、言葉を失った。彼女のため、犯人に対してぼくだけにできることがある。チャンスは本当に1度だけ。これはぼくの闘いだ。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
小学生の少年が負うにはあまりにも重すぎる業。 スパイダーマンでベンおじさんの「大いなる力には、大いなる責任が伴う」みたいな言葉を感じる作品だった。多感な時期である小学生にとって、大きすぎる事件、大きすぎる力、大きすぎる好きな人の存在、どれもが考えさせられる材料として揃っていた。読んでいて胸が苦しくな...続きを読むったり、考えさせられたり、感情がぐちゃぐちゃになったけど、手が止まらない感じ。 あまりに面白いから、出会う全ての先輩、後輩、同期へ紹介しているぐらい笑 本当に読んでほしいな。 二回ぐらい泣きました。
不思議な力を持つぼく。 幼なじみのふみちゃんはある事件の後、心を閉ざし、声を失ってしまう。 読み始めてすぐ、ふみちゃんだ!って思いました。 「凍りのくじら」に少し出てきたあのふみちゃんなんですね、前書では喋らず視線も合わず、病院に通っている設定だったと思います。 本作では元気で溌剌としていたふみち...続きを読むゃんが、どうして心を閉ざしてしまったのかその経緯と訳が分かります。 力を使って犯人に挑もうとする“ぼく”ですが、同じ力を持つ親戚の大学教授、秋先生のもとに通い、力について学びます。 犯人との対峙は1週間後の日曜日。 このぼくと秋先生とのやりとりがとても興味深く、人間の心理をついていて考えさせられました。 でも秋先生はわかりますが、ぼくは小学4年生にしてはちょっと賢すぎやしませんか^^; そして秋先生といえば… この作品は単体でも十分楽しめるとは思いますが、できれば「子どもたちは夜と遊ぶ」を先に読むことを強くおすすめします! 「子どもたち…」では脇役、でも謎に存在感があった秋先生が堪能できます。 また「子どもたち…」を読んだ方は、秋先生はあの時なんて言ったんだろう?と疑問に思うはずです。 その答えが分かります。 決戦の日、残りページが少なくどうなるの!?と読み進めましたが驚きの真実が明かされます。 どうか最後まで、ぼくの戦いを見届けてほしいなと思います。
クライマックスの先生と主人公の掛け合いがまっすぐな言葉の応酬で心動かされた。どっちの言葉も素敵だった。 小説で描かれるふみちゃんの人間像が素敵でそれでいて可愛さもあるから大好きになった。ふみちゃんと友達になりたい。
話としては面白く、内容もよい話だと思ったが、愛について語られていたが、メインが小学生による物語だったためそこが個人的には微妙なポイント。
軽い気持ちで読み始めたのに、内容は哲学問答のようで深く重苦しかった。 設定的にはあり得ない話。でも、もし そんな選択ができたのだとしたら自分ならどうするか? 使われる言葉は平易でも、難しい内容だった。
心理学の授業みたいだった。 人間は皆、先生と主人公が持つ特殊能力を持っていることを伝えるために作られたみたいな本。言葉とは力強く、重たいものだ。忘れないようにしよう。 ただの学校で起きている出来事を描く小説と思いきや、後半で急にネタが明かしが起きる展開は、凍りのくじらを如何にも彷彿とさせる、流石...続きを読むの仕掛けだった。
特殊能力ものは多くの作品がありますが、本作のようにその能力を細かく分析し、それを踏まえてどのように発動させるかを一緒に考えさせられるような作品はとても新鮮でした。 能力はあくまでサブ的要素として、丁寧な心理描写によりページを割いてクライマックスに集約されていたのも好ましく感じました。 続編?の「名前...続きを読む探しの放課後」も読みたいと思います。
「声」の力で、行動の命令『ゲーム発動』と、実行しなかったか出来なかった場合の『罰』を与える能力を持つ、主人公。 でも、ピアノの発表会で舞台に行けなくなったふみちゃんを動かしたのは、『罰』ではなくて、本当に主人公に言われて嬉しかった言葉だったんですね。 『条件ゲーム提示能力』なんて特集能力が無くと...続きを読むも、人の言葉には力があると思いました。
主人公と一緒になって どうすれば良いのか考えてしまう 没入型でしたね。 文章の組立て方 意味の取り方や考え方 哲学のようで哲学ではなく 難しいと思いながらも理解しやすく すごい1冊でした。
ぼくの周りで1番物知りだったふみちゃん。 いつも味方でいてくれたふみちゃん。 でももうそんなふみちゃんはいない。 あの事件を機に心を閉ざしてしまった。 「人間って、絶対に他人のために泣いたりできないんだって。」 いつか、どこかで見た言葉。 ふみちゃんのことを思っているはずのぼくでさえ、本当に彼女...続きを読むのためなのか分からなくなる。 人間は身勝手だ。 もう、何もかも信じられなくなったぼくに、 秋山先生が「愛」について語る。 とても感動した。
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