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Posted by ブクログ 2020年09月26日
さよならクリストファー・ロビン
(和書)2012年09月06日 19:34
高橋 源一郎 新潮社 2012年4月27日
むかし高橋源一郎のファンだったことがある。かれのファンであったことで得たものと言えば柄谷行人を知ることができたことだろう。しかし柄谷行人を知ったことで高橋源一郎がなんだか嫌にな...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年06月04日
新しい文体や伝え方を読みたいという要求のほうが、ストーリーの先を知りたいというよりも優先してしまう。筒井康隆や安部公房が好きなのもこのような性向を持つからだろうと思う。テキストという歴史のある限られたメディアのなかでこのような実験を行い、成功しているのは高橋源一郎だろう。それは、一部音楽に対するRO...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年01月06日
なんか久しぶりに著者らしい作風の作品を読んだような印象。
「けいほう」や「アトム」からはあの震災も連想される(ちょうど震災を挟んだ前後に「新潮」に掲載されている)。
6篇の短編集のようにみえるが、全短編で一つの作品ととらえた方がわかりやすいかと思う。
ラストの汽車(あるいは汽車の中らしき...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年01月28日
【星降る夜に】
『二十五年…わたしは、自分の口から出たことばに驚いた。二十五年も書きつづけていたのだ。誰も読まない小説を! その間に、もっとなにかできることがあったのではないだろうか? 山に登るとか、動物園に行って熊を写生するとか。もう少し、有益なことが。』
【お伽草子】
「『せっくす』というのは...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年06月17日
これは夢なの?
微睡の中、夢と現実が行き来するとき、物事のストーリーは曖昧になりつかまえたはずのつながりも、ゆるゆると解けてばらばらになっていく。思考は繰り返し、時間の流れも行きつ戻りつ。
夢の世界も心の奥底で流れる思いが反映しているはず?作品で描かれる世界のモチーフは何だろうと考えるのだけれど...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年09月10日
くまのプーさんが「虚無」と戦ったり、鉄腕アトムが銀河鉄道の旅に出たり。読んだ後には不思議な喪失感が残る、楽しい、けれども切ない読書体験だった。
佐伯一麦「日和山」と並んで、震災後の世界を反映させた名作。まだ発表されていないが、新潮文庫の「日本文学100年の名作」第10巻にはぜひ両方とも収録されるべき...続きを読む
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