陰摩羅鬼の瑕(3)【電子百鬼夜行】
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陰摩羅鬼の瑕(3)【電子百鬼夜行】

743円 (税込)

3pt

「薫子さんは――。必ず僕が生かして戻します」。またしても惨劇は繰り返されたが、「鳥の城」に辿り着いた京極堂は伯爵にこう断言した。驚嘆する周囲をよそに、語り出した京極堂。少しずつ明るみになる犯人像。「それでも人は自分の真相を知りたがる。だから僕は来たのです」。京極文学の新境地、ここに完結。

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陰摩羅鬼の瑕【電子百鬼夜行】 のシリーズ作品

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  • 陰摩羅鬼の瑕(1)【電子百鬼夜行】
    743円 (税込)
    「花嫁が死ぬんですよ、呪いで」謎の洋館「鳥の城」の主、「伯爵」こと由良昂允は、四度も妻を婚礼の夜に失っていた。五人目の花嫁の命を守るべく、探偵・榎木津礼二郎と、小説家・関口巽は、昂允の依頼を受け、白樺湖に向かう。館の住人達の前にして、榎木津はいきなり叫んだ。「おお! そこに人殺しが居る!」
  • 陰摩羅鬼の瑕(2)【電子百鬼夜行】
    743円 (税込)
    由良由良由良。頭から離れない。あの青白い顔が。あの硝子玉の目玉の鳥の死骸の群れが――。伯爵家での事件を解明できぬまま、警察を辞めた伊庭銀四郎。再び疼きだした心の傷を癒すため、伊庭は京極堂に赴く。一方、「鳥の城」では関口が花嫁・薫子を護っていた。だが、僅かな時間、薫子は一人になった――。
  • 陰摩羅鬼の瑕(3)【電子百鬼夜行】
    743円 (税込)
    「薫子さんは――。必ず僕が生かして戻します」。またしても惨劇は繰り返されたが、「鳥の城」に辿り着いた京極堂は伯爵にこう断言した。驚嘆する周囲をよそに、語り出した京極堂。少しずつ明るみになる犯人像。「それでも人は自分の真相を知りたがる。だから僕は来たのです」。京極文学の新境地、ここに完結。

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陰摩羅鬼の瑕(3)【電子百鬼夜行】 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年06月25日

    文句なしの満点。
    この作品も再読だったがあまり記憶になく、改めて楽しめた。
    今までは、この百鬼夜行シリーズの中では鉄鼠の檻が一番好きだったが大人になり改めて理解した今、この陰摩羅鬼の瑕がとても心をつかむ作品だということに気付かされる。

    社会性を身につけることは、社会で生きていれば当たり前で京極堂の...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年12月30日

    下巻。

    なんとなくあの人が犯人なんだろうなぁ…と思ったけれども、それでも思いっきりイレギュラーなところから突っ込まれてびっくりするとともに、「厭な小説」を読んだ時と同じような気味の悪さも感じた。良くあの理論でこの小説をまとめたなぁ…と思うと、読後感はあんまり良くないものの、印象深く面白い小説だった...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年01月04日

    久々にすっきりハマった結末。

    オオカミに育てられた赤ん坊が人間らしくなれないのと同じように、こんな育てられ方をしたら、こんな事件が起きるのも不思議ではないと思う。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    一番哀しい事件だった。
    姑獲鳥の時も哀しい事件だと思ったけど、それ以上かもしれない。
    薫子さんが好ましいキャラクターだったから余計にそう思えてしまう。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    前のシリーズよりもすっきりしてて(重複してて何処かで繋がってるとこが少ない)読みやすかったです。
    京極さんの文と構成は相変わらず綺麗だなあ…。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    がーっと読んじゃった。
    もう、ただただ哀しい。なんでこんなに哀しいんだ!
    そこここに色濃くうぶめとの重なり合いが見えるし、そしてやっぱり関口(つまり彼を通した読者も含む)は突き放されはじめている。

    ああああ…だからこそ哀しいなあ。

    それにしても関口の巫女体質ったら。

    ハイデガーに揺さぶられた私...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年12月01日

    ☆4…4.5…かな?

    なんか哀しいし切ない。゚(゚´ω`゚)゚。
    毎回真相はやりきれなくなるんだけど…
    今までの作品とは違う印象でした。

    中禅寺、榎木津、関口のみというチーム京極堂の少なさ?一つの館という狭い世界での事件だから?
    犯人分かりやすかったから?

    しかしだからこその良さもある。
    横溝...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年07月30日

    再読。そのため事件の犯人やそれに付随する諸々は覚えていたので、途中途中の伏線というか引っ掛かりを意識しながら読むことができた。そうやって考えながら読むと、伯爵の言葉は何というのか妙に滑稽的でもあり物悲しくもあり…。伯爵が其方側を選んでいれば安寧だけは得られたのだろうが、伯爵ほど聡明で高潔な方はやはり...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年07月15日

    真相が早い段階でわかるので憑き物落としの衒学詰め込みはもどかしいものがある
    妖怪小説としては良い出来だと思う

    0

    Posted by ブクログ 2013年03月06日

    京極夏彦作品を久しぶりに読んだ。
    けっこう序盤から、こういうことじゃないかな、と思いながら読んでいたのが的中してしまったが、ことの真相よりも、それに付随する解釈とか、中禅寺の論理が力強く圧倒される。
    あの、鈍器にしか見えない分厚い文庫版のほうが、「読んでる」感が出るし、京極夏彦然としている(?)から...続きを読む

    0

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