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「なぜ、日本の製造業が突然苦境に陥るなかで、SNSを活用した企業が過去最高益を叩きだすのか」「なぜ、ツイッターやフェイスブックの『つながり』が、独裁政権を倒す力をもつのか」「なぜ、スティーブ・ジョブズの率いたアップルは、世界中の人たちを魅了する製品を生み出し続けられたのか」著者は、冒頭でそう問いを投げかけている。本書は、有史以来“最大の衝撃”であるIT革命が起こった背景、私たちが置かれている状況、今後の戦略のカギを握る「複雑系」について、ITビジネスの最前線で活躍する著者が語ったものである。【内容例】◎一人が一〇〇人に勝つ時代◎ITを使いこなせない経営者はいらない◎楽天、フェイスブックの「二段ロケット」思考◎“創業時メンバー”の限界◎あなたのもっている武器は使えるか◎ジョブズ以前、ジョブズ以後◎議論を尽くすほど結論が出ない時代◎「前例主義」が社会の活力を奪う
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Posted by ブクログ
ITにより社会は複雑系の社会へ一変した。日本企業は複雑性への対応ができていない。
複雑系のキーワードは創発、自己組織化、外部経済性、外部脳。
創発の例:三人寄れば文殊の知恵
自己組織化の例:Googleの検索結果
外部経済性の例:アップルのAPI公開
外部脳の例:SNSでユーザーの声を取り込み製品開発を行う
自己組織化の動きを予想しながら手を打って製品開発を行う
SNS時代は自分の人生観、社会観、政治観をしっかり持ち発信することが新しい人脈の構築法になる
知識を記憶する能力より、目先の課題に対して自分なりの答えを出す能力が求められている
Posted by ブクログ
自分用キーワード
大原農園(ネット直売をしている) アラブの春 複雑系 体にフィットするソファ 雁の群れ ステルスマーケティング(簡単に見破られる) 外部経済性 ポジティブ・フィードバック アンブレラ経営 ガラパゴス化 エルピーダの破綻 リンクトイン 労働者健康状態調査 「石の上にも三ヶ月」 前例主義 「上司の中には自らの存在感を維持する為に、部下のアイデアに文句を言うこと自体を目的にしている者もいる(略)。一通り欠点だけをあげつらい、代案を出さない上司は最悪だ」 新潟市(待機児童が極めて少ない) 都営地下鉄・東京メトロ一元化(猪瀬直樹氏によって実現)
Posted by ブクログ
タイトルはちょっと内容と合っていませんが、要は企業だけでなく社会全般が現在は「複雑系」になっていて、それに対応できない組織、個人は生き残れないというもの。
これまで夏野氏は幾度も「複雑系」をキーワードにビジネス提言をされてきたようですが、本書の「複雑系」の解説はわかりやすかったです。
「複雑系」の反対は「閉じた系」。つまり内向きで前例に捉われた組織や個人は、現在の猛烈なスピードで変化する予測不可能な社会に適応できないということ。では「複雑系」な組織や個人とは何かといえば、外に向けて開かれていて、数多くの新しい出会いと発見の中から互いに刺激しあって新しい発想を生み出すこと。また、それらが数多く集まって、社会全体に当初は予期しなかったインパクトをもたらすこと。そしてこのサイクルが繰り返すこと。(ポジティブフィードバック)といったところが主旨でしょうか。
雑誌の連載をまとめた本だから仕方ないでしょうが、後半の社会変革提言は、ちょっといかにもあとから付け足した感じもします。前半は「複雑系」について、新書らしく簡潔にまとめてあって、そこには気づきと好感を得られた一冊でした。
Posted by ブクログ
なぜ日本の大企業や政治が破綻し、アメリカの新興企業が世界を制覇しているのかを「複雑系」というキーワードに解説しています。
従来の世界はそれぞれの分野が閉じた系で成立していました。しかし、現代では複雑系、つまり部分を見ても現象を理解できず、全体をマクロに捉えないといけない時代になっているそうです。しかし、日本の大企業や政治家はいまだに閉じた系で思考するスタイルに終始し、時代についていけなくなっているそうです。
これからの時代に対応していくための思考法は、創発、自己組織化、外部経済性、デファクトスタンダード、ポジティブ・フィードバック。つまりWebの世界の思考スタイルがそれ以外の世界に浸透していっているよう。Webの思考に慣れている人は今後の時代に強い人だと思います。
ちなみに序盤の考察は興味深いですが、後半の展開はいまいちでした。もうちょっと後半の具体例をねって欲しかった。
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