獣の樹
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獣の樹

838円 (税込)
587円 (税込) 12月11日まで

2pt

3.9

ある日ある朝、西暁町で、十四歳くらいの僕が馬から生まれる。記憶も名前もない。でも名前なんかいらない、と思う。自分が誰だってどうでもいい――のに、正彦が僕を弟にする。それからヒトとしての生活にようやく馴れてきたところに、蛇に乗る少女楡(にれ)が現れ、僕を殺人現場に誘う。冒険が始まる。失踪した父親。地下密室。殺人。獣の大革命。そして恋。混乱と騒動の中、僕は暗い森を駆ける駆ける駆け抜けていく。 (講談社文庫)

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獣の樹 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    『歯磨きというものは途中で終わらせることのできない営みなのだ。』

    『悪いってそういうものなの。見た目には判んないものなんだよ』

    『疑わない奴は考えられない奴だよ。賢くなろうと思ったら、まずはいろいろ疑いな』

    『私がここで大変だみたいに勝手に言わないでよ。決めつけないで。私の状況は私が作ってる状

    0
    2012年09月17日

    Posted by ブクログ

    馬から生まれた少年の話。
    …とこれだけで相変わらずの世界観なんだろうなぁと予想がつく。こっちの常識とか考えを全て取っ払って頭の中を真っ新な状態にして、いざ読書開始。
    この作品は舞城さん独特のあの凄まじいスピード感があまりなくて読みやすい。文章的にもそこまで癖がないように思う。なので初舞城さんにオスス

    0
    2014年01月27日

    Posted by ブクログ

    久々の舞城ワールド!なんかいつもより画が浮かび安くて読みやすかったような。実写はもちろんムリだけどアニメとかにならないかなぁ。最後の方は、まだまだ先が読みたいし解決してないのに残りページ数がどんどん少なくなって「ええ!ここで終わり!?」というかんじだったけど、つまりは物語の本質はそこにないってことだ

    0
    2013年06月18日

    Posted by ブクログ

    なんだろう、町田康と村上龍にラノベ要素混ぜ込んだ、みたいな。
    すごい目で追うのが必死になるような、勢いがある文章で、非科学も科学も、現実も妄想も柔軟に跳び越えていく感じが読んでいて気持ちいい。

    あと、主人公の泣くところとかが、好き。

    0
    2013年01月19日

    Posted by ブクログ

    成雄3部作のトリで、今までの舞城作品全部載せをやろうとしているようだがうまくまとまっていない。ちょうど真ん中辺りまで面白く、そこから初期作の雰囲気に移行しようとするが急に面白くなくなる。言葉だけがごちゃごちゃ多くて、中身がない。迷走を感じる。

    0
    2023年09月12日

    Posted by ブクログ

    (*01)
    人がどのように成っているのかのプロセスについての考えが小説の中で模索され展開されている。言葉、名前、動物、植物、家族、こうしたもう既に自明であるような範疇を揺るがせ、そのマージナルな領域に主人公を泳がせている。この作家の特徴でもあるが、福井という地域にどのように新たな物語を根付かせていく

    0
    2015年09月02日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読み終わるまでだいぶ時間がかかった気がする。

    読み終わりが見えてきた頃には、物語初期(成雄が記憶喪失だとか、中学校に編入したりとか、鬣触ろうとした同級生の皮膚をえぐったりとか)からはだいぶ成雄も変わっていて。

    ボアダムスのワンサクの演説は、読んでいて、「まじよく書いたなー」と、帯の「凄まじい文圧

    0
    2014年04月22日

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