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大震災以降、混迷する世界。文明の力で制御できない巨大な力の前に、我々は無力感・閉塞感の只中にいる。地球は、人類はどうなるのか。日本の惑星科学の第一人者である著者は、辺境(宇宙)から地球を見つめ直す視点こそが人類の未来を照らすと説き、独自の「チキュウ学」を提唱する。そして人類が積み重ねてきた「知」を体系化することこそ、転換点にある人類の進むべき道と論ずる。宇宙から地球を俯瞰するマクロの視点から、量子レベルまで分け入ったミクロの視点まで、惑星学から哲学まであらゆる分野を縦横に論じた本書は、松井教授の地球論・文明論の決定版である。【目次】まえがき/第一章 地球を俯瞰する視点/第二章 文明の変貌と人間論/第三章 「内部モデル」という宇宙/第四章 人間圏の未来/第五章 普遍を探る者として/あとがき
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Posted by ブクログ
地球を一つのシステムとしてとらえ、それを宇宙から俯瞰することによって地球や文明について語った一冊。人間が「生物圏」から分化して「人間圏」を作ったことによって現在のエネルギー問題や人口問題を引き起こした、など一見すると難しい話を平易な言葉で語っているので、いちいちストンと落ちてくる。また、惑星物理学の第一人者であるという著者は哲学にも相当深く言及していて、その博学ぶりがよく分かる。
ところで、ワタシは以前から、宇宙から地球を俯瞰する機会を持った人類が増えれば、いま地球上で起きている内紛や紛争の多くは消滅するんじゃないか、と真剣に思っている。本書を読んでその思いを新たにした。
Posted by ブクログ
地球史に興味があったため(休み休み読んでいる本も・・)、読み始めた。「宇宙、地球、文明、における歴史をまとめた本」と(著者は)述べているが・・・読み進めていく毎にいろいろなことを考えさせられた。(人間とは?人間と他の生物との差って?地球と他の星との違いって?などなど)
その中でも特に印象に残ったのは、資源・エネルギー問題も環境問題も人類の(共同幻想により成り立つ)世界を変えないと解決できないということ。そのために新たな文明の創造というが、(その)答えは見えてない(ように思える)。スケールが大きすぎてイメージはつかめないが行動しながら考えていくしかなさそう。(それが誰かが考える解への鍵になるかも)
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