怪談・奇談

怪談・奇談

その魂の底に清らかな情熱をたたえた庶民詩人は、日本の珍書奇籍をあさって、久しく塵にまみれていた陰惨な幽霊物語に新しい生命を注入した。壇ノ浦の合戦というロマンティックな歴史的悲劇を背景に、盲目の一琵琶法師のいたましいエピソードを浮き彫りにした絶品「耳なし芳一のはなし」等芸術味豊かな42編。

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怪談・奇談 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年09月06日

    若いころから何度も繰り返して読んでいます。もう何回読み返しているか、わかりませんが、読むたびに新鮮で全く飽きません。ハーンの怪談って怖いだけではないのですよね。なんというか怖い話でも作者の感じ方が優しく、何度も読み返したくなります。稲川さんの怪談にも通じるものがあるかもしれません。
    ハーンというとい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年11月29日

    読んだことないの入ってるかな~と思って借りた一冊。
    42編は有名な作品ばかりで、残念ながら未読作とは出会えませんでした。
    が、怪談と言うよりファンタジーのような、大人のメルヘン世界の感覚は何度読んでも面白く、ますます好きになりました。
    中国古典が元になっているのもあるので、久しぶりに漢文にも触れたく...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年01月22日

    日本の伝説民話を元に書かれた物語、42篇が収録されている。耳なし芳一と雪おんな以外は、初めて知る話ばかりだった。不気味さと、不思議さと、美しさ。美しさには色々あって、自然の美しさ、人情の美しさ、女性の美しさなど。日本の怪談には、美しい女性の存在がつきものなのだと改めて感じた。美人が登場する物語がとて...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年09月15日

    最近聞く怖い話よりも怖く感じる小泉八雲の怪談奇談
    表紙は怖いけれど、何度も読み返してしまう怖くて少し切ない怪談話が多かったです

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    Posted by ブクログ 2010年03月26日

    今までリライトされたものしか読んでなかったハーンの作品ですが、実際読んでみるとその美しさに心打たれました。怖がらそうとしていないからこそ、その透明さが際立ち静かに情景が広がります。そこに作者が見る日本の生死観が加わり、独特の世界観を為しています。
    実はこの本を買おうとした切っ掛けのひとつは、天野喜孝...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年12月27日

    耳なし芳一、ろくろ首、ゆき女、屏風の女、魂よく一日に千里を往く、重くなる赤ん坊…聞いたことがあるけど、読んだことのない話ばかり。改めて日本に息づく伝統の怪談、昔話(しかも有名なものばかり)を読めてよかった。
    「翻案」と言っているけど、小泉八雲を通してきくと、そのまなざしの暖かさ、そして時折挟まれる客...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年10月29日

    小泉八雲作の怪談15篇、奇談27篇。多くは勧善懲悪だが、全く理不尽な話もある。日本の名作の一つです。

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    Posted by ブクログ 2014年08月10日

    怪談15編、奇談27編の計42の話。
    怪談のほうは『耳なし芳一のはなし』『むじな』など有名な話が多く、奇談は知らないものがほとんどだった。
    なんとなく知ってるものでもちゃんと読んだことはなかったので、こういう話だったんだと興味深く読めた。

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    Posted by ブクログ 2013年12月08日

    有名な昔話、怪談はは結構ラフカディオさんを通していると考えると、近代への影響は凄まじいものがありますね。
    魂が蟻の世界にいく話が好きです。胡蝶の夢なのか。
    自分が一生を描く作品に弱いだけなのですが。
    あとで調べたところラフカディオさんは蟻が好きらしい。というより虫全体が好きらしい。

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    Posted by ブクログ 2012年10月22日

    怪談ではあるがホラーな感じはしない。
    淡々と語られつつもロマンチックであったり、哀感にしたったりする。
    カバー絵は天野喜孝

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