無実はさいなむ

無実はさいなむ

資産家の義母を殺害した罪で獄に繋がれたジャッコは、懸命に無実を主張した。が、それもかなわず彼は獄中で死亡した。やがて、その二年後、一人の男が現われた。ジャッコの冤罪を証明する証拠をもっているというのだ。まもなくジャッコの完璧なアリバイが証明され、事態は混迷してゆく……。

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無実はさいなむ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    獄中死した家族の無実を証明する人物がやって来たことから、一家の鎮まっていた生活が掻き乱される。では誰が真犯人なのか…。
    終始根底に静かな憎しみが潜んでいるような感じを受けた作品。単なる謎解きではないけれど、真実を探りながら人間の深い心理が浮き彫りにされている。

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    Posted by ブクログ 2023年10月27日

     無実はさいなむ
     女性資産家の殺人事件。逮捕されたのは養子の息子(ジャッコ)。息子は獄中で半年後に亡くなり、しかしアリバイを主張していたが、確認されなかった。二年後、事件の起きたアジール家にキャルガリという学者が訪れる。彼は二年前の事件当日、屋敷から離れた場所で逮捕されたジャッコを車に乗せた事実を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年05月11日

    友人に勧められて読んでみました。
    登場人物の心理描写が巧みに表現され引き込まれる作品でした。人に与えすぎる事が時として人の自由を奪うことにもなるという作者の痛烈なメッセージも感じられました。

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    Posted by ブクログ 2014年01月23日

    アガサクリスティーの代表作『そして誰もいなくなった』が家庭内で起こる。人々の疑心暗鬼が良く描かれている。犯人はいつものごとく予想外。

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    Posted by ブクログ 2021年04月25日

    ストーリーは5人もの養子をしたお金持ちの老婦人が殺された事件、養子の一人が逮捕有罪となり(獄死している)2年が過ぎたころ、その犯人養子のアリバイを証明する人が遺族たちの住む館に訪れて、終わったことなのにいまさらどうなのと、事件蒸し返しのさざなみが立つ。

    ミステリー的には遺産相続をめぐってではない肩...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年11月10日

    あー!また犯人はずれたー!
    でもあのひととこのひとが結ばれるのは早い段階でわかった!クリスティはこういうのすきだよね(^^*)
    無実であることの証明は難しい。これにつきる。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    アガサクリスティー。愛すべき未完全作。らしい。ちょっとおしい!っていう作品。でも、これは推理小説というよりも、心理小説。ということで、まぁ、良いとしよう。犯人の動機とか、ちょっといやだけど。もうちょっと犯人にびっくりさ加減がほしかった。まぁ、推理小説=エンターティメントな私にとってはOK

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    Posted by ブクログ 2020年11月16日

    久々に再読。途中まで読んだら犯人と動機を思い出した。
    資産家の義母を殺害したとして逮捕されたジャッコは、無実を主張したがかなわず獄中で死亡した。その後、ジャッコのアリバイを証明する人物が現れたことで事件は振り出しに。彼が犯人でなければ誰なのか‥
    ジャッコの冤罪が証明されたことで家族が疑心暗鬼になって...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年03月14日

    NHKで同名の海外ドラマとして放送された作品の原作。
    殺人事件というのは往々にして、エゴイズムの塊であるが、本書はそんなエゴイズムが、悲劇を巻き起こす。

    資産家の女性、レイチェルが殺された。
    殺人犯とされるのは、彼女の養子である、今は亡きジャッコ。
    なんと、「おまえはもう死んでいる」状態の設定。
    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年05月13日

    なんてこったー!から落ち着くべき所へ落ち着く手腕が相変わらずすごい。
    殺されたお母さんが「死との約束」のお母さんとかぶる。
    ぱっと見は違うんだけどねぇ。怖さの質がそっち方面。

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