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結婚も恋愛も就職も困難な時代に突入した。不景気ゆえ収入も減り、異性とうまく付き合えない男女が増えているという。「まるで戦時下か」とつっこみを入れたくなるほどのわが国の現状だ。しかし、よく結婚相談を持ちかけられるという著者は、「迷っても、結婚はしたほうがよい」と言い切る。なぜか。本書は、結婚をすすめる7つの理由から始まる。子供が作れる、食卓を囲むことができるなど、デメリットよりもメリットが勝るからだ。また、今日は三高から三低、三平に変わり、美醜にこだわると多様性が確保できないと説く。さらに、セックスレスの克服法を紹介し、同性愛にも理解を示す。終章では、大学の先輩後輩の仲であるタレントの光浦靖子さんとの対談を掲載した。テレビで見るキャラとは違う、光浦さんの本音のトークが結婚の難しさを示している。恋愛、結婚に踏み切れないすべての男女に読んでもらいたい、なんでもありの結婚論である。
...続きを読むPosted by ブクログ 2012年11月06日
島田雅彦さんが語り口調で、結婚と恋愛について考える本。
雑談っぽすぎてまとまりはないけど、軽く読めていい本。
同性に好かれるひとが本当にモテるひと、というのにはめちゃくちゃ共感した。宮台真司の理論にも通じてくるような。
まあ著者自身は恋愛うまくないと言うけど、だぶんそうでもないんやろうなあ。じゃない...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年06月20日
島田氏は結婚を勧める根拠として7つの理由を挙げているが、その中に離婚できる、というのがある。統計的には3割を超える確率で結婚は破綻していることをふまえ、結婚は決して永久就職ではなくなってきている現実を静かに指摘する。離婚を奨励しているわけではないが、いつまでもつか分からないというのが心構えでいるのが...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年05月04日
兎にも角にも結婚を推奨しまくっている一冊。結婚について考えさせてくれるが、筆者がもとめるのは結婚してみてから考えなさいよということであって、結婚にビビる若者はおっかなびっくりするだけ。しかし読後、結婚を嫌がることは決してなく、ただただまだ掴めぬ結婚への羨望(そしてまだ見ぬ結婚相手への恋焦がれっぷり)...続きを読む
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