無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
読んだ本 赤目のジャック 佐藤賢一 20251029
「小説フランス革命」で読むようになった作家。小説というよりは歴史の紹介って感じだったけど、「傭兵ピエール」なんか読むとしっかりと小説なんだよな。で、歴史の紹介のはずの「ナポレオン」にもその気があるけど、小説の方はエログロ的な描写があって、その極めつけが本作って感じでした。歴史に残る記述をヒントに描いた世界観なんだろうけど、女を侮辱、凌辱することの肯定って。「傭兵ピエール」の中でもジャンヌ・ダルクを貶めてる。これが佐藤賢一の描きたい世界なのかな。マルキド・サドってことでもないんだろうけど、書くことで快楽を得てそうな気がする。
とは言え、歴史の一幕でこれと同じことが起きてたってことが残ってるってところが恐ろしい。そもそもフランスってろくな国じゃないよな。行きたいけど。
少し興奮してしまった。
Posted by ブクログ
「英仏百年戦争」の最中のフランスでの出来事です。
当時のフランスがいかに疲弊しきっていたかがよく分かります。
解雇された傭兵たちに荒らし尽くされた農民たちの怒りは至極もっともなことだと思います。略奪・放火・強姦の限りを尽くされ、領主は何も守ってくれなかった…
ジャックが現れ、ジャックの言葉に共感、もしくは洗脳され、暴徒(狂徒)と化した農民たちが叛乱を起こす気持ちもわかります。
でも…主人公のフレデリの葛藤ももっともなところであり、その葛藤こそが人間の本質であり、人間を人間たらしめている部分ではないのでしょうか。
(フレデリが豹変した際の心理描写のツメが甘かったのが残念)
どの時代においても、暴力は暴力しか生みません。
それだけに人間の本質を描いた作品であると思いますが、もっと心理描写に頁を割いてほしかったのが本音です。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。