城の崎にて・小僧の神様

城の崎にて・小僧の神様

550円 (税込)

2pt

秤屋ではたらく小僧の仙吉は、番頭たちの噂話を聞いて、屋台の鮨屋にむかったもののお金が足りず、お鮨は食べられなかった上に恥をかく。ところが数日後。仙吉のお店にやってきた紳士が、お鮨をたらふくご馳走してくれたのだった! はたしてこの紳士の正体は……? 小僧の体験をユーモアたっぷりに描く「小僧の神様」、作者自身の経験をもとに綴られた「城の崎にて」など、作者のもっとも実りの多き時期に描かれた充実の作品集。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved

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城の崎にて・小僧の神様 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年12月27日

    角川とてぬぐい店"かまわぬ"のコラボの和柄ブックカバーシリーズ。
    私はてぬぐいコレクターでして家に100枚くらいあるのですが、これと同じ柄も持ってます。

    さて。
    志賀直哉は授業として習ったものと、「暗夜行路」しか読んだことはありませんでした。
    改めて読んでみると実に素晴らしい文...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年01月16日

    中学?の国語の教科書に載っていた?あやふやな記憶を頼りに読んでみました。
    掲題作「城の崎にて」は圧巻でした。わずか8ページの短編ながら、身近な出来事から死への恐怖を連想させられます。
    本書は短編集ですが、他の作品も、日常のある部分を切り取り、鮮明なイメージを植え付ける「山椒は小粒でも…」的な作品が多...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年10月29日

    今年5月に初めて城崎温泉に行った。

    翌日帰る間際に、1軒ある小さな書店でこれを見つけて購入。
    ひさしぶりに角川文庫手にしたかも。
    この表紙はとても風情があってかわいい。

    こんなに有名な作家さんなのに、
    実はこれまで読んだことがなく、
    なのであの名作の「暗夜行路」なんかも残念ながら読んだことがなく...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年05月26日

    あまりにもいまさらwww感があるけど、まぁこれはこれで。どの短編も生き死にを自分の身近に置くことを由とするような淡々とした感情が込められている、気がした。てゆーか諸行無常?(ケロロ軍曹のモアちゃん(CV能登)の口調で)

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    Posted by ブクログ 2012年09月06日

    わたしはふだん、装丁なんかどーでもいい、本は中身、装丁はいいから安くしてくれ、とか、とんでもないことを思っているが、この本は異様にカバーに惹かれ、なんの脈略もなく志賀直哉。たぶん三十年ぶりくらいの志賀直哉。
    いや、でも、おもしろかった。ものすっごく短い短編ばかりだけれど、文章が濃く、なんというか水気...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年08月16日

    高校の教科書以来の志賀直哉。ギュッと濃縮された無駄のない文章の垣間に、子どもたちや、ちいさなことものに向けられたあたたかいまなざしが感じとれる、角砂糖のような短編たち(決してあまあまな砂糖ではないけれど)。「焚火」「清兵衛と瓢箪」「小僧の神様」がよかったなぁ。

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    Posted by ブクログ 2012年08月03日

    表題作の二つと「焚火」は好ましい軽みというか。後半の作品について、現代、口先では何とでも言うけど、男の性質は大して変わっていないのでは。

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    Posted by ブクログ 2012年07月29日

    短編15編入り。恥ずかしながら志賀直哉は高校の教科書以来。
    「山科の記憶」など作者の人間性についてちょっと引く話もある。しかし全編通して自己の経験・情動の描写が実に緻密であり、激情的でも抑鬱的でもない、貪欲な感性を感じさせる。

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    Posted by ブクログ 2022年09月08日

    小僧の神様は、小僧に黙って密かに奢ってやる人物の人間としての心理がよく描かれていて、興味深いかった。
     しかしながら、この短編集、浮気の話がよく出てきた。

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    Posted by ブクログ 2021年09月30日

    9.25~9.29
    高校の現代文で城の崎にて を勉強してから 少しだけ近代文学に興味があった。最近の若者は読書をしない。読書をしなさい。と父母、先生更には国語の評論文にも。流石に耳にタコができるわ!と思い何でもいいから1冊、と思って手に取ったのが志賀直哉。

    ある日から読書に抵抗を持つようになってい...続きを読む

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