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秤屋ではたらく小僧の仙吉は、番頭たちの噂話を聞いて、屋台の鮨屋にむかったもののお金が足りず、お鮨は食べられなかった上に恥をかく。ところが数日後。仙吉のお店にやってきた紳士が、お鮨をたらふくご馳走してくれたのだった! はたしてこの紳士の正体は……? 小僧の体験をユーモアたっぷりに描く「小僧の神様」、作者自身の経験をもとに綴られた「城の崎にて」など、作者のもっとも実りの多き時期に描かれた充実の作品集。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
...続きを読むPosted by ブクログ 2019年12月27日
角川とてぬぐい店"かまわぬ"のコラボの和柄ブックカバーシリーズ。
私はてぬぐいコレクターでして家に100枚くらいあるのですが、これと同じ柄も持ってます。
さて。
志賀直哉は授業として習ったものと、「暗夜行路」しか読んだことはありませんでした。
改めて読んでみると実に素晴らしい文...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年01月16日
中学?の国語の教科書に載っていた?あやふやな記憶を頼りに読んでみました。
掲題作「城の崎にて」は圧巻でした。わずか8ページの短編ながら、身近な出来事から死への恐怖を連想させられます。
本書は短編集ですが、他の作品も、日常のある部分を切り取り、鮮明なイメージを植え付ける「山椒は小粒でも…」的な作品が多...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年10月29日
今年5月に初めて城崎温泉に行った。
翌日帰る間際に、1軒ある小さな書店でこれを見つけて購入。
ひさしぶりに角川文庫手にしたかも。
この表紙はとても風情があってかわいい。
こんなに有名な作家さんなのに、
実はこれまで読んだことがなく、
なのであの名作の「暗夜行路」なんかも残念ながら読んだことがなく...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年09月06日
わたしはふだん、装丁なんかどーでもいい、本は中身、装丁はいいから安くしてくれ、とか、とんでもないことを思っているが、この本は異様にカバーに惹かれ、なんの脈略もなく志賀直哉。たぶん三十年ぶりくらいの志賀直哉。
いや、でも、おもしろかった。ものすっごく短い短編ばかりだけれど、文章が濃く、なんというか水気...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月30日
9.25~9.29
高校の現代文で城の崎にて を勉強してから 少しだけ近代文学に興味があった。最近の若者は読書をしない。読書をしなさい。と父母、先生更には国語の評論文にも。流石に耳にタコができるわ!と思い何でもいいから1冊、と思って手に取ったのが志賀直哉。
ある日から読書に抵抗を持つようになってい...続きを読む
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