いつも異国の空の下

いつも異国の空の下

660円 (税込)

3pt

3.7

身ひとつで飛び込んだ米国から、第二の故郷ともなるパリへ。欧州各地、ショービジネスの本場ニューヨーク、革命前の狂騒のキューバまで――。大きく変貌してゆく時代と社会のなかで、戦後の占領下に日本を飛び出し、日本人歌手として女ひとりで異国に暮らし、生きるために歌い、契約書一枚で世界を三周した八年間の移動と闘いの日々の記録。

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いつも異国の空の下 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2012年08月01日

    京都のすてきな本屋さんで平積みされていて手にとってみた、恥ずかしながら初めての石井好子さんの作品。そういえば母親の本棚で見かけたことのあるお名前。
    語り口は淡々としていながらも情景が鮮やかに見えるようで。(特に人物!魅力的な人達が沢山で、まるで映画を観ているような錯覚に陥った)とても惹き込まれた。戦...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年02月27日

    石井好子さんの海外での暮らしのエッセイ。
    女ひとり〜ではナチュリストでの一年を中心に書いていたけど、こちらはアメリカやヨーロッパ巡業の思い出も盛り沢山。
    その分一つ一つのエピソードはサラッとしてるかも。

    異国の地で物怖じせず、その地に馴染む姿に憧れる。

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    Posted by ブクログ 2014年11月08日

    外国を旅した人たちのエッセイなり随筆なり旅行記なりを読みたくて、贔屓の河出書房から何かないかと探して最初に見つけたのがこの本でした。

    物悲しさが全体に漂っていて、読んでいて楽しくなるような本ではないのですが、素直に書かれた文章で全く飽きずに読めました。

    私も感じたことが書かれていた解説が気に入り...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年02月14日

    『女ひとりの巴里ぐらし』同様に、あくまで淡々とした描写から戦後フランスの市井の人々の息づかいが聞こえてくる様が素晴らしかった。
    年表からは知り得ない「時代」。
    しかも、今から半世紀以上も前に日本人女性が単身異国で生計を立てつつ経験した「時代」であり、密度が違う。
    『女ひとりのー』では「ナチュリスト」...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年12月15日

    終戦間もない昭和25年異国に旅立ち、日本人歌手として海外を回った石井好子さんの約8年間を綴ったエッセイ。

    出国当初は会話にも不自由する中全く知らない土地で女ひとり生活出来る所、行動力と社交性の高さを感じ、自発性に乏しい自分と比較して感服しきり。

    文庫になる前の本は1959年に発行されたものだそう...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年10月16日

    昭和のセレブリティシリーズ第二弾。料理の鉄人に審査員でよく出てた女性ですね。高名な政治家の娘で、戦後すぐ離婚(!)してアメリカに留学、その後パリでシャンソン歌手として身を立てた、時代背景を考えてもモノ凄い人。パリのナイトクラブなんて当時から、ドラッグあり・男女のもつれありでかなりアングラな世界。そん...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年12月01日

    あとがきにあったとおり、やっぱりこの人はお嬢様だったんだなーと思う。
    一人で大変な思いをして海外に出て、自分の実力だけでのりきってきたというのは本当のことだと思うけれど、その一方で、なにかというとお金や地位のある人を頼ることができたのがずいぶん支えになっていただろうし、そう言う意味ではすごく恵まれた...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年03月22日

    石井さんのお料理エッセイを買った時に隣にたまたま並んでいて、
    こちらも面白そうだったから一緒に買っていたのを読み終った。
    こちらは彼女の歩んできた道、シャンソン歌手として彼女が経験してきたことが語られている。

    彼女が海外に飛び立ったのは、昭和25年。
    終戦からまだそんなに時が経っていない時に彼女は...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年07月25日

    「生活」で面白かったです。1950年代の8年間、欧米で一人で生きるバイタリティーに圧倒されました。
    表現が率直過ぎる…と思ったところも、石井好子さんの周りの人々がリアルに浮かび上がってきて面白いです。周りのショービジネス界に生きる方々もそれぞれバイタリティー溢れている。華やかだけどシビアで、キラキラ...続きを読む

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