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Posted by ブクログ 2012年06月29日
動物が笑わない、というのはきっと、
面白い事が無くても、つまらなくないから。だと思う。
人だけが笑う、と言われているのはきっと、
面白い事が無ければ、つまらないのだ。
と、悟ってしまったからだ、と思う。
何も無いところから
(面白み)を発見するせきしろさんはすごいっ!
これも、人...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年01月26日
鋭い観察眼と、繊細な描写でせっせと組み立てた舞台を、ギャグでひっくり返す台無しの美学。
短編を束ねる章のタイトルも、「野球チームを作りたいがあと八人足りない」といった、それだけでイメージがふくらみ、文学の威厳がしぼんで行くものになっている。
ここまで心情や風景の描写が優れていると、もはや、文学と...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年12月02日
星新一のショートショート集なのか。読み始めて直ぐに感じたのはそんなことだった。しかし、その諧謔があまりに唐突なものであることがもう少し読み進めると見えてくる。唐突過ぎて読むものを置き去りにしてしまうような。
逡巡は書き手の内に濃密に練られている。そしてそれは嫌悪感を伴いそうになる一瞬手前でさらりと...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月15日
読んでみて思った。
逡巡≒妄想。
どこにでもある日常の風景。
せきしろにかかると、なんぼでも妄想の機会になる。
今までの本と比べると大人しめな印象だけど、妄想世界は相変わらず目眩いている。
「死」を扱った掌編もあるのだけど、この人が書くと「ただの哀しい話じゃないんじゃ…?」と訝ってしまう。
「ここは...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年05月30日
だらだらとした日常や考えが言語化され、どこか親しみを感じる独特な世界。脱力していながら自意識が過剰に鋭い文章たちが散りばめられています。
面白いのだけどインパクトに欠けるためか飽きてきてしまった。妄想が行き過ぎているのか、置いてけぼりにあうような感じ。共書で書かれている本のほうが面白いような・・・。...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年09月29日
ユーモアの源泉は歓びにあるのではなく悲しみにある。天国にはユーモアはない〜マーク・トゥエイン〜
「カキフライが無いなら来なかった」で斬れ味鋭い自由律俳句を披露してくれたせきしろ氏に興味が湧き新たな作品を読んでみた。
これがなかなかそういうわけで玉石混淆下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる的な創作のオンパレー...続きを読む
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