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安土城や鉄鋼船を生み出した“錬金術”とは? 現代にも通じる、その手腕を読み解く。 戦国時代のヒーロー・織田信長。 彼の強さの秘密は経済にあった――。 華々しい合戦が注目されがちな戦国時代だが、その裏側で群雄は経済でも競い合っていた。 群雄割拠の乱世において信長はいかなる経済戦略を駆使していたのか。 様々な角度からその非凡な手腕を探る一冊。
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Posted by ブクログ
■信長経済 A.当時(信長の時代)寺社というのは、経済社会の中で非常に大きな利権を持っていた。 あちらこちらに荘園を持っていたし、港を抑えて大きな関税収入を上げたり、市や座を取り仕切って、多くの地代を得ていた。 だから信長は、既存の市とは別の市をつくり、寺社や公家の影響力を排除したのである。 B...続きを読む.比叡山は戦国時代、日本最大級の財閥だった。 C.戦国時代、権威が分散しているので、農民としては、だれに年貢を納めていいかわからなかった。 D.信長の城下町錬金術 1.築城とともに城下町、楽市楽座を建設する。 2.周辺の人や富が集まってくる。 3.税収が増える。 4.また新たに築城する。 E.日本の南蛮貿易を取り仕切っていたのは、イエズス会の宣教師たちだった。 彼らは、日本でのキリスト教の布教と引きかえに、貿易を行ったのである。 だからこそ西国の大名はこぞってキリスト教を受け入れた。
織田信長の先見の明に驚かされる一作。 信長は日本全国の様子、各地のパワーバランスから港や敵の補給ルートを奪いつつ、自身の経済力を高めていった。 戦をするのはその戦のための戦術だけでなく、それ以前の周囲への根回しや政治力が必要であるということを改めて思い知った。それは現在の企業経営にもつながって...続きを読むいることではないだろうか。 実際には多くの武将は信長と同じようなことを考えていたのかもしれない。だが実際にはしがらみなどから信長ほど徹底をしていなかった。結局は行動力や失敗を恐れないことが必要なのだと感じた。
経済から見た信長礼讃書。 但し天才では無くシンプルに誰もが考えていても実践に移せないことをやり遂げた実行力を評価しているのには同感。 権威を上手く利用して他の人が創ったシステムを徹底改良しているのもあるがやはり飛び抜けた人物ではあると思う。
信長や経済について詳しくなくても読みやすい内容です。著者の解釈が多く書かれているのも面白いです。「既得権益を恐れない為政者」、格好いい。ただ、終盤に述べられている「一般民に優しかった」というのは少し結果論すぎる気がします。
信長の経済戦略が良く纏まっている。 ・寺:比叡山や法華経、一向宗から商業&流通利権を剥奪 ・城:税務署、商都&軍都、テーマパーク ・港:軍需物資の掌握、最大の税源 ↓ 1.枡の統一 2.貨幣流通量の拡大(金の貨幣化) 3.領国内の私設関所の撤廃 4.道路網の整備 5.楽市楽座の導入 6.兵農分離 7...続きを読む.検地(差出ではなく、実測) 8.一円支配の確立(重層的支配の否定)
信長について、内政・経済政策の面から語っている本。戦国時代の寺社勢力が現代の財閥的存在であり、信長の政策は富の再配分を目指したものである、という考察が面白かった。自分のやってみたい、戦国経済学で先鞭を取られてしまったかもと、ちょっと悔しく思うけど、良書。
戦国の革命児,織田信長の成し遂げた偉業を経済的に分解して説明されている。比叡山焼き討ち、楽市楽座、関所撤廃などの有名な政策から、あまり知られていない偉業、そして数々の合戦に用いられたさまざまな経済的手法が学べる。織田信長とは凡人とは考えが異なる天才ではなく、凡人たちが考えることを飛躍させ、実践する天...続きを読む才であったとわかる。
織田信長の先見性のある経済政策、公平性の政策について残された書物より明らかにしている。 あとがきにあるように、「だれもがやろうとしていたこと、やりたいとおもっていたことを、きっちりやり遂げたもの」と述べている。また、「現状の問題点を直視し、前例にこだわらずに解決策を探り出し、粘り強く実行する。それが...続きを読む、信長のやり方だった。」とある。 先の読めない現代を生きる者として、信長のやり方、考え方を参考にさせていただきたいと思う。
「織田信長」という人物を経済政策で再定義した一冊。桶狭間の戦いでの今川義元討伐から「天才軍師」と見られることもあるが、以後の戦法は主に物量作戦だったことから考えると近代的戦略家且つ超有能政治家と考えるのが正しいだろう。 関所撤廃や比叡山延暦寺焼き討ちでの利権構造解消は比較的有名で目新しさには欠け、...続きを読む論理の強引さと史実検証の甘さは否めない。しかしながら金銀の流通、升の統一など一見すると地味な実績に着目して仮説を立て、一般史料から読み解く姿勢が意欲的な作品である。
さっと読める上に面白い本でした。 信長が行った数々の施策をマネーという角度から捉えます。 資金面から競争力を常に優位にあるために、いかに人の集まるところを抑え、また人を集めることに腐心していたかがわかります。 岐阜城・安土城など、豪華な城を何度も建てたのは領民に安心感を与える象徴を示すため。その上...続きを読むで寺社が持っていた座の権利を奪い取り、楽市楽座を行い、人を集めることで情報とモノが集まってくる。 また、本願寺をはじめとする寺社勢力と対立したのも、彼らがすでにアンタッチャブルな存在になった経済力・軍事力をもつ集団であったがため。 戦国時代を経済の面から捉えた本として大変面白い内容でした。 同時に、これだけの革新的な施策を次々と出すことがなぜできたのか?そこに次の興味が移ります。
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織田信長のマネー革命 経済戦争としての戦国時代
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