天地明察 上

天地明察 上

594円 (税込)

2pt

徳川四代将軍家綱の治世、ある「プロジェクト」が立ちあがる。即ち、日本独自の暦を作り上げること。当時使われていた暦・宣明暦は正確さを失い、ずれが生じ始めていた。改暦の実行者として選ばれたのは渋川春海。碁打ちの名門に生まれた春海は己の境遇に飽き、算術に生き甲斐を見出していた。彼と「天」との壮絶な勝負が今、幕開く――。日本文化を変えた大計画をみずみずしくも重厚に描いた傑作時代小説。第7回本屋大賞受賞作。 ※本書は2012年5月に発売された角川文庫版『天地明察』を底本に電子書籍化したものです。

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  • 天地明察 上
    594円 (税込)
    徳川四代将軍家綱の治世、ある「プロジェクト」が立ちあがる。即ち、日本独自の暦を作り上げること。当時使われていた暦・宣明暦は正確さを失い、ずれが生じ始めていた。改暦の実行者として選ばれたのは渋川春海。碁打ちの名門に生まれた春海は己の境遇に飽き、算術に生き甲斐を見出していた。彼と「天」との壮絶な勝負が今、幕開く――。日本文化を変えた大計画をみずみずしくも重厚に描いた傑作時代小説。第7回本屋大賞受賞作。 ※本書は2012年5月に発売された角川文庫版『天地明察』を底本に電子書籍化したものです。
  • 天地明察 下
    594円 (税込)
    「この国の老いた暦を斬ってくれぬか」会津藩藩主にして将軍家綱の後見人、保科正之から春海に告げられた重き言葉。武家と公家、士と農、そして天と地を強靭な絆で結ぶこの改暦事業は、文治国家として日本が変革を遂げる象徴でもあった。改暦の「総大将」に任じられた春海だが、ここから想像を絶する苦闘の道が始まることになる――。碁打ちにして暦法家・渋川春海の20年に亘る奮闘・挫折・喜び、そして恋!! ※本書は2012年5月に発売された角川文庫版『天地明察』を底本に電子書籍化したものです。

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天地明察 上 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月31日

    さすが本屋大賞の一言に尽きる。
    囲碁打ちの渋川春海は徳川将軍の名を受け、新しい暦を作るべく奔走する!
    どこかナヨっとした晴海の人間臭さに惹かれ、謎の天才算術家、関孝和との算術問題を通したやり取りからも目が離せない。
    江戸時代にここまで天文学や測量の技術が栄えていたのかということは非常に勉強になる。ま...続きを読む

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    購入済み

    解いてみました

    2023年09月03日

    本屋大賞の受賞作として読みました。
    話の面白さはもちろんですが、具体的な算術の問題も掲載されていたので、実際に解いて楽しみました。

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    Posted by ブクログ 2023年07月31日

     上巻にして、この読後感。しきりに人にお薦めしたい本に登り上がった。
     時代は江戸が泰平の世として安定しようとする時期で、自身の生まれが、その人の人生をほぼ決定してしまう世において、囲碁の家に産まれた安井算哲こと渋川春海が、ただ研鑽することでなく、決められた手筋を教示する囲碁の世界、仕事に倦み、算術...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月20日

    以前、新婚旅行の際に異国に携えて行って読んで以来、ちょうど10年ぶりの再読。
    ストーリーなど、ほぼ忘れてしまっていて、新鮮な気持ちで読めたのだが…こんなに面白かったっけ!?というのが素直な感想。
    春海をはじめとする登場人物が皆魅力的だし、どんでん返しが何度もあったり、伏線回収がしっかりあったり、ラス...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月06日

    江戸時代、囲碁棋士安井算哲又の名を渋川春海が改暦に挑む話。上巻は算術に心掴まれ、北極星観測に向かう話で面白くワクワクする。算術を挑む所は緊張して、北極星を初めて3人で測る所は心が震える。ちょっとそこで感極まったもん。何より伊藤さん建部さんが好きになる。最後はふぅと一息吐いた。下巻が大変気になる

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    Posted by ブクログ 2023年06月27日

    よかった。読み応えもあり、文章もしっかり地に足がついてると言うか、浮かれた感じのない、信憑性を感じる。
    作文してる会話なども当然あるはずだけど、全て史実のように感動して読んだ。
    天才と努力と、そして、関わってきた人たちのタスキを繋ぐという思い。じんときた。
    保科正之もかっこよ。

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    Posted by ブクログ 2023年04月28日

    良かったよ。数学できる人の頭の中覗いてみたい。昔の人が肺で死ぬのって苦しいだろうな。没頭できることっていいよな、数学できる人ってむかしからある一定の割合でいたんだろうな。学問ってつみかさねやなあ、歴史の。下巻も楽しみ。

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    Posted by ブクログ 2023年04月15日

    どんな話か知らずに読み始めたが、気持ちの良い話でした。主人公の晴海はもとより、周りの人たちの清々しいこと。
    そして、江戸時代のプロジェクトマネジメントだなと思いました。目的のために其々の利害関係を勘案し手を打つところはまさにステークホルダーマネジメントですね。

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    Posted by ブクログ 2022年11月13日

    算額絵馬をきっかけに、春海が関孝和という存在に出会い勝負を挑む場面がとても印象深い。そしてこの出会いが春海と算術、そして暦…全ての始まりになっている。

    碁打ちの家に生まれ、その才能もありながら、どこか自分の生に飽きてしまっている渋川春海の人生が、北極出地をきっかけに大きく動き出す。建部や伊藤という...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年05月05日

    春海は人に恵まれていたのだなぁ。
    建部と伊藤という『しわくちゃの顔をしただけで実はまったく歳を取っていない二人の少年』との出会い。非常に気さくな村瀬さん。まだ会ってはいないけれど算学の関さん。会津藩の安藤さん。
    非常に爽やかな風が吹くような物語で、とても楽しく、あっという間に読めた。下巻も楽しみ。

    0

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