鉄鼠の檻(3)【電子百鬼夜行】

鉄鼠の檻(3)【電子百鬼夜行】

576円 (税込)

2pt

「私は半ば望んで壊れたのです」。土牢に閉じこめられていた“あの男”は、久遠寺老人を前にしてそう告白した。ちらつくのは幼女・鈴の影。山内の僧はみな口籠もる。しかも多くを語る間もなく“あの男”もまた撲殺された。犯行の目的は那辺にあるのか。もはやこの事件は、世俗の常識の及ぶところにあらず!

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鉄鼠の檻【電子百鬼夜行】 のシリーズ作品

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  • 鉄鼠の檻(1)【電子百鬼夜行】
    764円 (税込)
    「此の度手放したき品は今迄の品とは違ひて、世に出る事は有り得ぬ神品也」。禅僧・小坂了稔の手紙に心惹かれて箱根の老舗旅館、仙石楼に投宿した骨董屋の今川は元医師の老人・久遠寺を知る。が、二人が発見したのは世にも奇妙な小坂の屍。思えばそれが謎の巨刹、明慧寺を舞台の惨劇の始まりだった……。1997年本格ミステリ・ベスト10 第1位。
  • 鉄鼠の檻(2)【電子百鬼夜行】
    803円 (税込)
    「もしやあの男――本気だったか」。不可解な呟きを残し、今度は老師の大西泰全が惨殺された。天下の険の懐深く入り込んだ捜査陣はなす術もない。空しく仙石楼に引き揚げた骨董屋の今川、カメラマンの鳥口、そして文士の関口。そこに待っていたのは京極堂による、典座・桑田常信の「憑物」落としだった。
  • 鉄鼠の檻(3)【電子百鬼夜行】
    576円 (税込)
    「私は半ば望んで壊れたのです」。土牢に閉じこめられていた“あの男”は、久遠寺老人を前にしてそう告白した。ちらつくのは幼女・鈴の影。山内の僧はみな口籠もる。しかも多くを語る間もなく“あの男”もまた撲殺された。犯行の目的は那辺にあるのか。もはやこの事件は、世俗の常識の及ぶところにあらず!
  • 鉄鼠の檻(4)【電子百鬼夜行】
    544円 (税込)
    「ああ云う場所はもう――これから先はなくなってしまうのだろうな」。京極堂は最後に独り言ちた。多くの仏弟子を次々に魔境へと拉し去った妄念の寺が紅蓮の炎に包まれたとき、燃え落ちていく憑物の意外な正体が明らかになる。世界ミステリ史上もっとも驚くべき動機と犯人像を呈示した傑作、ここに完結。

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鉄鼠の檻(3)【電子百鬼夜行】 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年01月16日

    「私は半ば望んで壊れたのです」。土牢に閉じこめられていた“あの男”は、久遠寺老人を前にしてそう告白した。ちらつくのは幼女・鈴の影。山内の僧はみな口篭もる。しかも多くを語る間もなく“あの男”もまた撲殺された。犯行の目的は那辺にあるのか。もはやこの事件は、世俗の常識の及ぶところにあらず。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    ■内容(「BOOK」データベースより)
    忽然と出現した修行僧の屍、山中駆ける振袖の童女、埋没した「経蔵」…。箱根に起きる奇怪な事象に魅入られた者―骨董屋・今川、老医師・久遠寺、作家・関口らの眼前で仏弟子たちが次々と無惨に殺されていく。謎の巨刹=明慧寺に封じ込められた動機と妄執に、さしもの京極堂が苦闘...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    後半の山下さんは大変好感の持てる捜査主任です。

    関口〜関口〜
    秋彦に欝陶しがられてる彼こそ関口だよ〜。
    やーかわいいな!舞いました。どきどきしちゃう。何度読んでも。うぶめとのリンクがどきどきします。そしてはらはらします。
    ウフフ…全ては関口のために…!(何)
    でも久遠寺さん、凄く可哀相なんだ…強く...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年10月17日

    三巻は薄い!!
    内容は濃い!!

    一つずつ分かりかけてきた疑問…坊主達の本心。
    まぁ坊主×坊主…坊主こんなけいれば男色当たり前なんで驚きはないし、見目麗しい坊主って最初からわかってますしね笑
    さあ山の持ち主も判明!痴情のもつれあり!
    姑獲鳥の医者も登場!でも姑獲鳥の詳しい内容忘れてる!!

    ラスト巻...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年02月03日

    憑き物落しの陰陽師:京極堂さんが活躍するシリーズの第1弾『姑獲鳥の夏』に出てきた幼女性愛趣味の小児科医(失踪中)が箱根のお寺の土牢に幽閉されていました。

    しかも、彼は僧侶としてさんざん修行をしたにもかかわらず、お寺の境内で出逢いった年端もいかない娘さんを凌辱し、おかしくなっているらしい。

    なんか...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年02月27日

    榎木津が素敵に機能しててウキウキ(不謹慎)する!

    周辺の事情が少しずつ表に出てきて、ようやく事件も解明に向かうのか・・・と思いきや未だに犯人はわからず。
    巻末あたりでわーお、な事実が発覚するけど、これって俗ではあって当たり前みたいに思ってる人多いんじゃなかろうか。

    とにかく、何があれって、一回出...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年07月21日

    感情移入したお坊さんが次々と殺されていく。
    意外な人物が登場して驚きました。
    久遠寺翁の人柄が好きです。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    苦ーいものが面にぽろっと出てしまった。
    一体、どうなるんだろう。
    それが気になり、次巻に手を出す。

    0

    Posted by ブクログ 2020年08月05日

    再読。
    この巻でだいぶ物語が終わりへと動き始める。
    「姑獲鳥〜」で主要人物だった久遠寺の話も繋がる。

    鼻持ちならない男、山下警部が少し良い男に。
    寺ではボーイズラブならぬ、ボーズラブが発覚し
    もうしっちゃかめっちゃか。
    次でラスト。

    0

    Posted by ブクログ 2011年08月17日

    当の殺人事件自体はちっとも解決の兆しを見せないなか、他のことはようやく明らかになってきた感があります。
    新たな謎も出て参りましたが。

    そして、ちょこっとフラグを出されただけで反応した私の腐った勘は大当たりでした。

    0

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