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Posted by ブクログ 2012年08月04日
言語社会学者、鈴木孝雄の書。
世界には6千もの言語があるとのこと。
日本語を他国の言語と比較し、その独自性を追求していくなかで、日本語の素晴らしさを説かれている。
当たり前のように接し、当たり前のように使用している母国語の日本語。だからこそ、気付かないその魅力を十二分に解説されている。
二重音...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月24日
「しょうもない愛国本じゃないの」かと疑っていたが、日本語や言語というものの奥深さを感じさせられた。
日本人が言語について自虐的な見方をしているとの問題意識を背景に、日本語の世界をもっと広げていくことを目的とする「日本語教」を広めよう...という筋書きで、日本語と他言語の比較を通して、どちらの言語が...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年11月14日
言語学の“3K”は、やらない――とおっしゃる言語社会学者、
鈴木孝夫先生の日本語称揚集成。
「言語学の3K」とは、
敬語(の研究),系統論,漢字の起源解釈の三つを指すのだそうだ【*1】。
本書は『新潮45』で2007-2009年に18回に渡って連載された「日本語万華鏡」の
加筆修正版で、新しい表題は...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月27日
鈴木孝夫さんのこれまでの研究内容、持論がわかりやすく凝縮された一冊。日本、日本語の素晴らしさの世界への発信という著者の希望は、不十分ながら近年急ピッチで進んでいる気がする。少子化で外国人労働者を多く迎え入れたり、観光業に力を入れたりする中で、不可欠だと日本社会が思い始めたのか。その対象が日本のアニメ...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年05月22日
[ 内容 ]
「日本語は英語に比べて未熟で非論理的な劣等言語である」-こんな自虐的な意見に耳を傾けてはいけない。
われらが母語、日本語は世界に誇る大言語なのだ。
「日本語はテレビ型言語」「人称の本質とは何か」「天狗の鼻を“長い”ではなく“高い”と表現する理由」等々、言語社会学の巨匠が半世紀にわたる研...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月23日
第4章「日本語に人称代名詞は存在しない」については、家族の中で使われる「父」「姉」など卑近な例を用いて、日本語での指示代名詞について説得力のある興味深い説明がされていて面白い。
また、著者は海外における外国語学習の位置付けが、例えばライバル国の事情をいち早く把握して出し抜くことであったり(米国)、自...続きを読む
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