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謎の寺院、聖宝院文殊寺に乗り込んだ京極堂。白丘、降旗、そして朱美……照魔鏡をかかげるがごとく記憶の深淵が明らかにされたとき、歴史の底に凝っていた妄執が、数百年の時空を超えて昭和の御代に甦る。いくつもの惨劇を引き起こした邪念は果たして祓い落とせるのか。百鬼夜行シリーズ第3作、ついにクライマックス。
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Posted by ブクログ
京極夏彦の和風ミステリー『狂骨の夢』、分冊文庫版の下巻。 「金色髑髏事件」、「二子山集団自殺事件」、「小説家・宇田川殺害事件」―――逗子近辺で発生した奇妙な事件。牧師・白丘、元精神神経科医・降旗、そして"朱美"を苛む悪夢。「髑髏」に願いを託そうとした者どもの思惑が明らかとなった...続きを読む時、全ての事柄が繋がりを持ち、おぞましくもむなしい真相が明らかとなる―――。 前作、前々作に続いて、これまた凄い作品であった。真相が語られ始めて、いきなり日本神話とか"神の骨"とか出てきて、「これどう収拾つけるつもりなんだ」と思いながら読み進めていたら、すごいすごいどんどん収斂されいくわ!もはや読者が推理できるレベルを超えているし、これら全ての真相を解き明かす京極堂が文字通り超人化しているんだけど、その読者を圧倒する筆致にもう「それがいいんだよ!」ってなってしまう!こんな物語を書き上げてしまう京極御大、マジぱないっす!
人間関係が複雑に絡み合っていたが深い家族愛が裏目に出てしまっていて可哀想な話だった。 全ての伏せんがキレイに拾われていて素晴らしいとおもう。
京極堂シリーズは『魍魎の匣』が好きで好きで堪らなくて何度も読んでいましたが、 そのせいかこの『狂骨の夢』は学生時代に一度読んだだけだったんです。 けれど読み返したら面白いことなんの。 さすがに上中下巻のため4日間もかかってしまいましたが、特に下巻は一瞬でした。 以下抜粋。 『 「だから夫は、きっと...続きを読む約束が守れなかったことを気にしていたのです。そんな酷い目に遭っている間もずっと、私のことを気に懸けていてくれたんでしょう。だから」 待たせたな、朱美。 「でも私は――そんな夫の声が聞き分けられなかった」 』 推理を楽しむというより、絡まりあった伏線と事件を解いていくことを楽しむ小説。 伸義と父親、幼い頃に別れた民江とその兄、朱美の親切、 そして「聞き分けられなかった」朱美の耳。 たくさんの要素が絡まりあって宇多川朱美が壊されて壊れていく過程の謎解きは見事。 あと、いさま屋ののっそりした雰囲気が結構心地良くて好きでした。
■内容(「BOOK」データベースより) 「実に、見事な左道であった」。謎の寺院、聖宝院文殊寺に乗り込んだ京極堂。白丘、降旗、そして朱美…、照魔鏡をかかげるがごとく記憶の深淵が明らかにされたとき、歴史の底に凝っていた妄執が、数百年の時空を超えて昭和の御代に甦る。いくつもの惨劇を引き起こした邪念は果たし...続きを読むて祓い落とせるのか。 ■感想 取り扱っているものがものなだけに、全体的に白昼夢のような雰囲気が漂う。 そういえば姑獲鳥の夏、魍魎の匣と映像化したけれど、狂骨の夢もするんだろうか? これは映像化できないトリックがあると思うんだけれどなあ。 狂骨の存在をしらなくて、調べてみたんだけれど、これは本当に骨なんだなぁと。 以下wikiより転載。 井戸などに捨てられて白骨化した死体が、その強い怨念により死霊化したもの。その姿は白髪をした骸骨の幽霊そのものである。 幽霊になってまで骨。ううん、深い。 狂骨に限らず、京極の何がよいかというと、薀蓄が無駄じゃないところ。これこれこういう薀蓄が前提としてあって、そしてその後が展開する。それがいいんだな。 京極を発端(じゃないかもだけど)に、薀蓄を垂れ流す本が本当に増えたなあ。ラノベは特に薀蓄は本当に薀蓄だけで、そのあとに続かないので非常に退屈。ただ薀蓄が読みたいだけだったら、小説じゃなくて百科事典かwikiを見るよーと思います(百科事典もwikiも大好き)。 京極はそれをかなえてくれるから非常に嬉しい。
下巻です。今までの謎が解かれて納得というか深いなぁ、って感じです。途中混乱してしまった部分もありましたが、面白かったです。
再読。当時読んだ時は武御名方だとか後醍醐の末裔だとかフロイトだとかのガジェットが難しく感じられてそこまで没入することができなかった。再読した今でもそういう難しい部分を全部理解できたとは思えないけれど、それでも昔より何かは分かったような気がする。
『どすこい』に続き、京極作品四作目。いや〜面白かった!だいぶ久々の京極さんだったけれど、あっという間に読み終えてしまった…。いろんな事件が一つに収束していく様は圧巻!その背景も凄まじくゾクゾクした。フロイトやユングの夢診断、精神分析。猶太教、基督教、仏教。髑髏本尊の作り方にはホントびっくりした!?悍...続きを読むましいこと、悍ましいこと・・。こんな話を創る作者の頭の中はどうなってんだ、ホント。
10年くらい?空けての再読。 逗子の海岸、フロイト、頭蓋骨、いくつかのキーワードは記憶していたが 展開はすっかり忘却の彼方。 そうだこの本を読んでフロイトとユングに興味を持ったんだ。 初めて読んだ時は、フロイトの件が難し過ぎて、 さっぱり頭に入ってこない。文字を目で追いかけていただけに なって...続きを読むしまっていたが、自分も読書を進めるうちに若干の理解力が 増したのか?今回は情景、感情を頭の中に思い描きながら 読書を進めていくことができた。 京極夏彦先生の京極堂シリーズは、その厚さもさることながら、 内容の重厚感も凄い。 いつも単純な展開では終わらず、これもか!またここもか! そうくるのか!と唸ってしまう。 京極堂シリーズの中では、この作品はあまり好きではなかったような 記憶があるが、再読してみると気づきがたくさんあって面白かった。 もっと榎木津が活躍してくれると、ゲラゲラ笑えるほどに面白いのだが(^-^; この本はこの本でとても良かった(*^-^*) 満足!
周囲の評価がイマイチだったので期待せず読んだのですが、思ったよりも楽しませて頂きました。あれだけの量の事件や伏線がちゃんとまとまっていましたし、夢判断などもうまく取り入れてあって良かったです。京極堂の話は相変わらずですが、そろそろ「ここなら読み飛ばしても問題ない」という箇所が、読みながら分かるよう...続きを読むになってきましたね(笑)
解決編。 色々なことが絡まり合って複雑に見えていたけれど、 箱を開けてみれば、なるほどねぇ、って感想。 しかし、その箱を開けるまでの過程・背景・絡繰りがすごかったー。 相変わらず怒涛の言葉攻めで解決していく様は、読みごたえは十分。 しかししかし、途中で「???」とついていけなくなる箇所が少し(笑...続きを読む) 難しいところです。 若干、もしかしてそうかなぁ? と思っていた箇所もありつつも、想像を上回る犯人像でした。 さすがです。
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狂骨の夢【電子百鬼夜行】
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