偽善の医療

偽善の医療

660円 (税込)

3pt

「患者さま」という偽善に満ちた呼称を役人が押し付けたことで、医者は患者に「買われる」サービス業にされた……。医療にまつわる様々な偽善を現役医師が一喝する。「セカンドオピニオンのせいで患者と医者が疲弊する」「インフォームドコンセントは本当に良いことか」「有名人の癌闘病記は間違いだらけ」「病院ランキングは有害である」「安楽死を殺人扱いするな」――。毒と怒りと医者の矜持が詰まった問題提起の書。

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偽善の医療 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2013年06月19日

    里見清一(國頭英夫さんのペンネーム)の最近の医療に対する問題提起の本。

    インフォームドコンセントやセカンドオピニオンなど、患者との関係が劇的に変化する昨今の医療について警鐘を鳴らしている、という感じでした。

    すごく辛口で独善的な印象のある文体なのですが、著者の主観的な意見と客観的な情報を上手に織...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年06月18日

    今年最高の出会いかもしれない。医療の現場に長年携わり、命と密接にかかわってきた著者の生々しい発言に心迫るものがある。

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    Posted by ブクログ 2014年03月01日

    医者にかかることは、マックにハンバーガーを買いに行くのと同じではないし、
    合理化を目指して平均値にならしたデータから、
    誰にでも出来る仕事を増やすことが良いこととは思えない。
    著者が「人情」という言葉を使うように、対応は個々によって異なるものだ。
    お互いの傲慢さ、怠惰さやせっかちさが絡み合って
    信頼...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年06月12日

    今までに読んだ医療関係の本でベスト!
    以前ガン治療放置論の本を読んで成る程と思ったが、ガンの種類や症状によって手術、抗がん剤、放射線治療の標準治療も必要で効果ありという当たり前のことを教えられた。又、どんな治療も副作用によって症状が悪化したりしに至ることもある。

    治療のポイントは
    ①生存期間(延命...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年03月18日

    患者様撲滅運動や、なくなれセカンドオピニオンなど結構インパクトのある章だて。筆者の私感が全面にでていてくどく感じることもあるが、医療サイドからみた裏側などが分かって興味深く感じた。

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    Posted by ブクログ 2012年01月23日

    人情に基づいて話を進める断りもあり、感情的な文書が多い。
    その為読むのに前半は気が乗らない部分が多かったが、
    後半には思わず笑ってしまう部分もあった。
    多分に一般的な医療本で推進する内容や、
    マスコミの情報操作のような内容を否定する内容が多いので、
    この本も一意見として鵜呑みにしすぎず読むとよいかと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年11月07日

    一般論・建前論・精神論・根性論などいっさい無しの赤裸々トーク。元老院がいて自由に発言ができないこの分野にてこういう本は実に実に貴重だと思います。

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    Posted by ブクログ 2010年06月19日

    医療の「ここがへんだよ!」ということに突っ込んでいる。

    患者様という表現はおかしい!と言っている。
    なぜなら病気してなぜえらくならなければならないのかという話。
    病院経営を普通の客商売と一緒にするなという話。

    おもしろかった。

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    Posted by ブクログ 2009年10月30日

     なかなか面白かった。現役医師の側からの率直な提言集。個人的には「患者さま撲滅運動」、「インフォームドコンセントハラスメント」などが興味深かった。患者の態度や医療に関する報道への批判が多いように受取られるかもしれないが、裏を返せば、医師側が能力をフルに生かして自信を持って患者の治療にあたるべし、とい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    師匠のブログを読んで買いました。

    日本臨床腫瘍学会の評議員の先生が書かれた本です。

    がん治療に携わっている者として
    行うべき治療が無くなったときの対処や
    患者からの心ばかりの品を受け取ったときの話など

    ペンネームではあれども
    考えがストレートに書いてあって
    考えさせられ、勉強になった本でした。

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