恋愛の哲学

恋愛の哲学

1,760円 (税込)

8pt

4.2

狂うのが、愛。憎むのが、恋。
哲学は「恋愛」を語ることから始まった。
クズへの愛はなぜ成立するのか? なぜ私は愛されたいのか? 永遠の愛はどこまで続くのか?
――すべて哲学が答えます。
現代に流れる「ロマンティック・ラブ」の幻想を解体する驚愕の哲学入門!!!

紹介するのは、プラトン、デカルト、ヘーゲル、キルケゴール、
サルトル、ボーヴォワール、レヴィナスの七人。
彼らはそれぞれが違った仕方で人間と世界の関係を捉え、
その人間観の中で恋愛(哲学)を論じている。恋愛とは何かを
考えることは、そもそも人間とは何かを問い直すことを要求する。
本書ではそれらを全体として再構成することで<恋愛>を広い
視野の元で捉え直していく。

【目次】
・はじめに
・第1章:なぜ誰かを愛するのか?――プラトン
・第2章:なぜ恋愛に執着するのか?――デカルト
・第3章:なぜ恋人に愛されたいのか?――ヘーゲル
・第4章:永遠の愛とは何か?――キルケゴール
・第5章:なぜ恋愛は挫折するのか?――サルトル
・第6章:女性にとって恋愛とは何か?――ボーヴォワール
・第7章:なぜ恋人と分かり合えないのか?――レヴィナス
・おわりに

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恋愛の哲学 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    愛について考えたいのに普通に哲学者多すぎて何から読めばいいかわからない!ときに出会いました。助かるー
    めちゃくちゃ最近の本なので(2024年)、古い本特有の読みにくさもないし、例も容易く頭に入る。
    解説している哲学者の引用文(翻訳文)は全然理解できないんだけど、そのあとちゃんとわかりやすく言い直して

    0
    2024年05月05日

    Posted by ブクログ

    私が常には「奢られる側」でいたくなかったのは、「守られるべき対象」として見られることに対して、強烈な違和感があったからかなと思いました。主体性を返してくれよ、みたいな。
    そして、常に「奢る側」として見られる人たちも、それはそれで、主体性が奪われているような…。

    社会規範でもって、相手が喜びそうなこ

    0
    2024年03月03日

    Posted by ブクログ

    恋愛を考えることは人について考えることと同義。有名な哲学者らが恋愛をどう捉えていたのか、具体的でとても面白かった。
    恋愛から結婚し子供を育てて幸せな家庭を育むという現代のイメージはロマンティックラブ。古代から語られた恋愛はロマンティックラブだけでなくいろんな形があったとのことで、7種類の恋愛のあり方

    0
    2024年04月16日

    Posted by ブクログ

    恋愛・結婚と聞いて思い浮かぶのは、白馬の王子とお姫様の物語のように見目麗しくエレガントな異性とドキドキするような恋愛をして結婚するという、いわゆるロマンティックラブ。

    しかしながら現実世界ではむしろそのような「完璧」な人はごく少数で(見目麗しき人も人格まで優れている事は多くない)、ロマティックラブ

    0
    2024年03月23日

    Posted by ブクログ

    7人の哲学者が語る恋愛論は多角的で興味深い。
    まるで学問のよう。
    正解が無いからこそ、どの人の考えも受け入れられる。
    それぞれ異なる部分はあるけれど、“恋愛とは何か”という問いが最終的に“人間とは何か”という問いに行き着くのは同じか。
    幻想を抱きがちな恋愛も、あくまで『社会に組み込まれたシステムの1

    0
    2024年05月06日

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