脱DNA宣言―新しい生命観へ向けて―

脱DNA宣言―新しい生命観へ向けて―

660円 (税込)

3pt

3.4

いまやDNAの天下である。個人の外見や体質はもちろん、性格や運命までもがDNAに支配されているかのような言説が幅を利かせている。しかし、実は最新の科学では、DNAの絶対的地位は揺らぎつつあるのだ。気鋭の生物学者がわかりやすくユーモラスに遺伝子の基礎知識からRNA研究の最前線までを解説。そろそろDNA至上主義から解放されようではないか。その先には新しくて自由な生命観が待っているのだから。

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脱DNA宣言―新しい生命観へ向けて― のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    分子生物学的には「DNAはRNAのバックアップコピーに過ぎない」ことを説明し、DNAが絶対的なものとされる現代社会にRNAを含めた新しい生命観を構築することを目的とした本。

    時事的な話題から少し古さは感じますが、学術誌の引用により生物学の定説が解説されていてわかりやすかったです。

    遺伝子の認

    0
    2021年03月31日

    Posted by ブクログ

    DNAには割り切れるデジタルな答えがひとつしか存在しない
    解りやすいけれど選択の必要がないならば
    自分という存在の意味がなくなってしまうようで疑問が残る

    試験管内に取り出したDNAと生体内で関係を持ち合っておるDNAは
    まったく別ものである
    体内では一個の分子である一本のDNAの動きがす

    0
    2011年12月12日

    Posted by ブクログ

    とりあえず、遺伝子=DNAではないよ、と言う内容の本。
    生物専攻の学生である私には、科学的データなどの部分は非常に興味深かったが、だからこそ、最後の章はあまりおもしろくなかった。

    0
    2010年03月28日

    Posted by ブクログ

    同作者のRNAの本に引き続き、本書も読んでみた。
    こちらは、より一般向けに砕いて書いてあり、踏み込んだ内容にはほとんど触れていない印象。DNAとかRNAの研究からしばらく離れた後、復帰するときとかに目を通すと良さそう。

    0
    2012年01月04日

    Posted by ブクログ

    現在にも遺伝子で全てがきまっている様な風潮があるがその考えに一石を投じている。
    途中までは分子生物学の基礎、発展の歴史がわかり易い文章で書かれているが、
    途中からRNAワールドの話に一気に展開してしまい、何をいいたいのが焦点が
    絞りきれていない印象をうけた。

    0
    2011年11月19日

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